ふう‐にゅう【封入】
[名](スル) 1 封筒などに入れて封をすること。また、同封すること。「現金を—する」 2 中に入れてとじ込めること。「ガスを電球に—する」
ふうにゅう‐ざい【封入剤】
顕微鏡で、スライドグラスにのせた試料を固定・保持するために用いる物質。乾燥や退色の防止、長期間の保存、屈折率の最適化などを目的とする。
ふうにゅう‐たい【封入体】
細胞の内部に発現する異常な構造物。ウイルスの感染などにより、細胞質や細胞核の中に脂肪酸・たんぱく質・色素顆粒(かりゅう)などが集まって形成される。細胞封入体。
ふう‐ひ【封皮】
封をして、その上をおおうもの。包み紙、封筒の類。
ふう‐むすび【封結び】
紐(ひも)の結び方の一。手箱などの紐の結び方で、巻き込んだ数を覚えておいて他人が開けた場合の心覚えとするもの。封じ結び。
ふう‐ろう【封蝋】
松脂(まつやに)・シェラック・蜜蝋などを混合した蝋状の物質。瓶の栓や手紙の封じ目などの密封に用いる。
ふ‐こ【封戸】
《「ふご」とも》律令制で、食封(じきふ)の制により、位階・官職・勲功によって朝廷から授けられた課戸(かこ)。また、その制度。封。→食封
ほう‐こ【封戸】
⇒ふこ(封戸)
ふんじ‐こ・む【封じ込む】
[動マ下二]《「ふうじこむ」の音変化》封(ふう)じ込める。「懸想人(けさうびと)の長歌詠みて—・めたる心地こそすれ」〈源・若菜上〉
ふん・ず【封ず】
[動サ変]《「ふうず」の音変化》「封(ふう)ずる」に同じ。「端に…書きて、—・じて」〈かげろふ・中〉