あくまのしょうぐん【悪魔の将軍】
《原題、(ドイツ)Des Teufels General》ツックマイヤーの戯曲。3幕。ナチス時代のドイツ軍人の悲劇を描く。米国亡命中の1946年に書かれ、翌1947年ドイツでの初演が行われた。
いぎょうのしょうぐん【異形の将軍】
津本陽による政治家田中角栄の評伝。「夕刊フジ」で平成13年(2001)から平成14年(2002)にかけて連載された「田中角栄伝」に加筆・修正を施し、改題して出版したもの。副題「田中角栄の生涯」。
かまど‐しょうぐん【竈将軍】
一家の主人。また、自分の家の中だけでいばる主人。「今日の働きも必竟(ひっきゃう)申さば—」〈浄・千本桜〉
きへい‐たいしょうぐん【騎兵大将軍】
古代、天皇の外出や外国使節の来朝のとき、警備にあたった騎兵の指揮官。
ごくらくせいいたいしょうぐん【極楽征夷大将軍】
垣根涼介の小説。令和5年(2023)刊行。足利尊氏の生涯を、弟の直義と側近の高師直の視点から描いた歴史小説。第169回直木賞受賞。
しょう‐ぐん【将軍】
1 一軍を指揮して出征する大将のこと。「鎮東—」 2 「征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)」の略。 3 将官、特に大将の俗称。「乃木—」
じせつ‐たいしょうぐん【持節大将軍】
古代、朝廷から節刀を与えられて、辺境の反乱を鎮定するために派遣された軍団の総指揮官。鎮定する対象により、征隼人・征夷・征東などを冠してよばれた。持節大使。
じょう‐しょうぐん【上将軍】
上級の大将軍。全軍の総大将。「これに—の宣旨をぞ下されける」〈太平記・三七〉
せいい‐たいしょうぐん【征夷大将軍】
1 古代、蝦夷(えぞ)鎮撫(ちんぶ)のための遠征軍の指揮官。延暦13年(794)大伴弟麻呂が任ぜられたのに始まる。征夷将軍。 2 鎌倉時代以降、幕府の主宰者の職名。鎌倉幕府を開いた源頼朝以後、室...
せいせい‐しょうぐん【征西将軍】
西国を鎮定するために派遣された将軍。天慶4年(941)藤原純友(ふじわらのすみとも)征討のために藤原忠文が任ぜられたのを初めとする。征西大将軍。→征東将軍