そん【尊】
[名]中国古代の酒器。一般に、アサガオ状に開いた口と膨らんだ胴、末広がりの台をもつ。 [接頭]人に関する語に付いて、相手または相手方の人を敬意を込めていうのに用いる。「—夫人将(まさ)に何処...
そん【尊】
[音]ソン(呉)(漢) [訓]たっとい とうとい たっとぶ とうとぶ みこと [学習漢字]6年 1 値うちや位が高い。たっとい。「尊厳・尊属・尊大・尊卑/独尊」 2 敬い大切にする。たっとぶ。「...
たっ‐そん【達尊】
世間一般に尊ばれるもの。学徳・爵位・年齢など。
だいかく‐せそん【大覚世尊】
《「大覚」と「世尊」との併称》仏の尊称。
ちゅう‐ぞん【中尊】
《「ちゅうそん」とも》左右に脇立(わきだち)を従えて、中央に安置される仏像。阿弥陀三尊の阿弥陀仏、五仏の大日如来、五大明王の不動明王など。中台尊。
つい‐そん【追尊】
[名](スル)その人の身分に応じて、その亡父・亡祖に尊号を贈ること。
つきよみ‐の‐みこと【月読尊/月夜見尊】
日本神話で、黄泉(よみ)の国を脱出した伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が禊(みそぎ)をした際、右の目を洗って化生した三神の第二神。天照大神の弟で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の兄。月の神。夜の食国(...
てんじょうてんげ‐ゆいがどくそん【天上天下唯我独尊】
我は世界のうちで最もすぐれた者であるの意。釈迦が誕生するとすぐに、四方に七歩歩み、右手で天を指し、左手で地を指して唱えたといわれる詩句。誕生偈(げ)。
てん‐そん【天尊】
仏の異称。
どく‐そん【独尊】
《「天上天下唯我独尊」の略》自分ひとりが他のだれよりもすぐれて尊いとすること。