うす‐ら【薄ら】
[形動ナリ]《「ら」は接尾語》 1 ある現象・状況などが、ほんの少し現れているさま。かすか。「君が朱(あけ)なるてぶくろに雪も—にとけゆけり」〈犀星・三月〉 2 名詞・形容詞の上に付いて、うすい...
うずら【鶉】
1 キジ科の鳥。全長約20センチ、体は丸く尾は短い。全体に茶色で、黄白色の縦斑と黒斑とがある。草原にすみ、地上を歩き回る。ユーラシア・北アフリカに分布。古くは鳴き声を楽しむために飼育された。肉・...
うずら‐チャボ【鶉チャボ】
鶏の一品種。江戸時代、土佐で作出。尾がなく、形がウズラに似る。うずらお。
うたがうらく‐は【疑うらくは】
[連語]《動詞「うたがう」の終止形+接尾語「らく」+係助詞「は」》疑ってみることには。恐らく。ひょっとして。「—君却て妾を思わざるべし」〈織田訳・花柳春話〉 [補説]本来「うたが(疑)う」のク語...
うた‐ぐさり【歌鎖】
和歌を使った遊戯。文字鎖の一。和歌の末尾の文字、または下の句の最初の文字を、次の人が上の句の頭に置いて詠み続けるもの。
うたせ‐あみ【打た瀬網】
引き網の一。漁船の船首と船尾から出した長い桁(けた)に網の引き綱を結びつけて、風力・潮力・人力を利用して引き回す袋状の網。底生の魚介類を捕る。
うだい‐かんば【鵜松明樺】
カバノキ科の落葉高木。本州中部・北部の山地に自生。葉は柄をもち、やや長い心臓形。5月ごろ、尾のように垂れ下がる雄花と雌花とをつける。樹皮が雨中でもよく燃えるので、鵜飼いの松明(たいまつ)に用いた。
うちゅう‐しん【宇宙震】
地球の磁場に生じる振動。太陽と反対側に吹き流された地球の磁力線の一部(磁気圏の尾部)が太陽風の擾乱(じょうらん)によって切断され、その振動が地球の南北両極の磁場に影響を与えると考えられている。宇...
うち‐よする【打ち寄する】
[枕]末尾の「する」の音から「駿河(するが)」にかかる。また、波の打ち寄せる駿河国の意からとも。「—駿河の国と」〈万・三一九〉
うつら‐うつら
[副](スル) 1 《「うつ(空)」に接尾語「ら」の付いた「うつら」を重ねた語》 ㋐疲労などのために浅い眠りにひきこまれるさま。「熱が高くて一日じゅう—としていた」「退屈な話を聞かされてつい—す...