さか‐うま【逆馬】
1 馬に後ろ向きに乗ること。「敵に後ろを見えじとや思ひけん、玄光は—に乗ってぞはせたりける」〈平治・下〉 2 意に反して逆の成り行きになること。「叩き出せぶち出せと、いふ程—横車」〈浄・仏御前〉...
さし‐ず【指図】
[名](スル) 1 物事のやり方などを指示・命令して人を動かすこと。また、その指示や命令。「—を受ける」「あごで—する」 2 法律用語。 ㋐証券上の記載によって、ある特定の人を権利者として指定す...
さと‐な・れる【里馴れる】
[動ラ下一][文]さとな・る[ラ下二] 1 鳥獣が人里になれる。「イノシシが—・れる」 2 遊里の風習になれ親しむ。「はや—・れて吹く風に憂さを晴らして居る所へ」〈浄・忠臣蔵〉
さら‐まなこ【皿眼】
皿のように丸く大きく見開いた目。また、そうした目で注視すること。「—になって、盗難品を検(しら)べて居る」〈漱石・吾輩は猫である〉
さん‐く【酸苦】
すっぱい味とにがい味。また、つらく、くるしいこと。「碌々という言葉の内(なか)に、どれほどの—が入って居ると考える」〈藤村・破戒〉
さんぶん‐ていそく【三分鼎足】
《「史記」淮陰侯伝の「天下を三分し、鼎足して居るに若(し)くはなし」から》天下を三分して互いに対立すること。
さん‐みつ【三密】
1 密教で、身・口(く)・意の三業(さんごう)。手に印を結ぶ身密、口に真言を唱える口密(くみつ)、心に本尊を観念する意密。 2 感染症の蔓延を防ぐために、人々が避けるべき3つの行動。換気の悪い密...
し‐きょく【紫極】
《天帝の居る所の意の「紫微垣(しびえん)」から》天子の居所。禁中。紫禁。
し‐きん【紫禁】
《天帝の居る所の意の「紫微垣(しびえん)」から》天子の居所。禁中。紫極。
し‐ごく【至極】
[名・形動] 1 極限・極致に達していること。この上ないこと。また、そのさま。「—の貧生で、…按摩をして凌いで居る者がある」〈福沢・福翁自伝〉 「女道衆道の—をあらはす要文」〈浮・禁短気・二・...