さん‐もん【山門】
寺院の正門。三門。また、寺院。もと山に建てられたところからいう。 比叡山延暦寺の異称。 [補説]作品名別項。→山門
さんもん【山門】
歌舞伎狂言。初世並木五瓶作。安永7年(1778)初演の「金門五山桐(きんもんごさんのきり)」(のち「楼門(さんもん)五三桐」と改称)の2幕目返し、南禅寺山門の場が独立して上演される場合の通称。
さんもん‐づくり【山門造(り)】
寺の楼門をかたどった2階造りの門。
さんもん‐は【山門派】
天台宗の一派。比叡山を本山とする。円仁を流祖とし、さらに一三流に分かれる。→寺門派(じもんは)
さんもん‐ぶぎょう【山門奉行】
室町幕府の職名。延暦寺に関する諸事をつかさどった。