いしかわ‐じま【石川島】
東京都中央区佃(つくだ)の一部。もとは隅田川河口の島で、旗本石川八左衛門が徳川家光より拝領した。江戸時代、人足寄場が置かれ、またのち、水戸藩が日本最初の洋式造船所を設置した所。
いしなげ‐の‐みえ【石投げの見得】
歌舞伎・人形浄瑠璃の見得の一。石を投げるように左足をあげ、右手を頭上にさしあげて手のひらをぱっと開いてきまるもの。「勧進帳」の弁慶などにみられる。
い‐じつ【畏日】
《「春秋左伝」文公七年注から》夏の日。夏の炎天の日。⇔愛日。
いずれも‐さま【何れも様】
[代]二人称複数の人代名詞。みなさま。「これは—、近ごろ御苦労に存じまする」〈虎寛狂・右近左近〉
いた‐ごし【板輿】
屋根と左右両側を白木板で張り、前または前後に簾(すだれ)を掛けた輿。上皇・公卿・僧が遠行に用いた。
いた‐つき【平題箭】
練習用の、先のとがっていない小さい鏃(やじり)。また、その鏃をつけた矢。「はやく左の目に—立ちにけり」〈宇治拾遺・一五〉
いた‐びん【板鬢】
歌舞伎の鬘(かつら)の一。鬢を油で固め、板のように磨いて左右に張り出したもの。「車引」の松王丸、「暫(しばらく)」の腹出しなど、大時代な荒事(あらごと)の役に用いる。
いたや‐がい【板屋貝】
イタヤガイ科の二枚貝。浅海の細砂底にすむ。貝殻はホタテガイに似て、殻長12センチくらい。右の殻は半球形にふくらみ、左はほぼ平ら。殻表に8〜10本の放射状の肋(ろく)がある。北海道南部から南に分布...
いちかわ【市川】
姓氏の一。 [補説]「市川」姓の人物市川右太衛門(いちかわうたえもん)市川猿翁(いちかわえんおう)市川猿之助(いちかわえんのすけ)市川崑(いちかわこん)市川沙央(いちかわさおう)市川左団次(いち...
いちぐ‐ゆがけ【一具弓懸】
騎射用の、左右の手につける弓懸。諸(もろ)弓懸。