さいぎょうものがたりえまき【西行物語絵巻】
西行の事跡・逸話を描いた絵巻。伝土佐経隆筆の鎌倉中期の作。大和絵の一典型とされる。
ささ‐まき【笹巻(き)】
1 防腐と包装を兼ねて食品を幅広の笹の葉で包むこと。また、そのもの。団子・もち米飯・鮨(すし)・麩(ふ)まんじゅう・道明寺まんじゅうなどを包む。《季 夏》 2 道明寺糒(ほしい)を蒸したものにあ...
さや‐まき【鞘巻】
腰刀の一。鞘に葛藤(つづらふじ)のつるなどを巻きつけたもの。中世には、その形の刻み目をつけた漆塗りとなる。
さんじゅうろっかせんえまき【三十六歌仙絵巻】
三十六歌仙の肖像を描き、それぞれの略伝と詠歌1首とを書き添えた絵巻。鎌倉初期の作で絵は藤原信実、詞は九条良経と伝える佐竹本(2巻)が特に有名で、似絵(にせえ)の技法による顔貌描写にすぐれる。
さんすいちょうかん【山水長巻】
雪舟筆「四季山水図」の通称。文明18年(1486)作の長さ15メートルを超す巻物で、雪舟の最高傑作とされる。
し‐かん【詩巻】
詩を集めた書物。詩集。
しぎさんえんぎ‐えまき【信貴山縁起絵巻】
奈良県朝護孫子寺所蔵の3巻の絵巻。平安後期の作。信貴山に毘沙門天をまつった僧命蓮(みょうれん)にまつわる説話を描く。
しそ‐まき【紫蘇巻(き)】
1 塩漬けにした紫蘇の葉で梅干し・調味味噌などを巻いた食品。 2 紫蘇の葉をしんにした巻きずし。
しながわ‐まき【品川巻(き)】
醤油(しょうゆ)で味をつけた細長いせんべいに海苔(のり)を巻いたもの。名は海苔の産地品川にちなむ。
しのだ‐まき【信太巻(き)】
《狐の好物という油揚げを使うところから信太の森の狐伝説に結びつけていう》油揚げを袋状にして野菜・魚介類などの具を詰めてかんぴょうで結び、煮て味をつけたもの。