わいきょく‐しゅうさ【歪曲収差】
レンズなどの光学系で、画像が被写体と相似にならず、歪んでしまう収差。ザイデルの五収差の一。レンズ周辺部の直線が外側に曲がる樽型歪曲と、内側に曲がる糸巻き型歪曲がある。ディストーション。
ワインダー【winder】
巻き取り機。巻き上げ機。ウインチ。また、糸巻き・リールなどのこと。
ワインディング【winding】
1 (道などが)曲がっていること。「峠道の—をスポーツカーで攻める」「—ロード」 2 パーマをかけるために、髪の毛をロッドに巻くこと。
わかくほん【和歌九品】
平安中期の歌論書。1巻。藤原公任著。寛弘6年(1009)以後の成立とされる。和歌を九つの品等に分け、それぞれ2首の例歌をあげて優劣を論じたもの。余情を最高としている。
わかどうもうしょう【和歌童蒙抄】
平安後期の歌学書。10巻。藤原範兼著。久安元年(1145)ごろの成立か。万葉集以下の諸歌集の歌を、日・月など22項の部類に分けて語釈・出典を記し、さらに雑体・歌の病・歌合判について述べたもの。
わかな【若菜】
源氏物語第34・35巻の巻名。上・下に分ける。光源氏39歳から47歳。女三の宮の光源氏への降嫁、明石女御の皇子出産、柏木と女三の宮との事件などを描く。 狂言。和泉流。果報者が仲間と野遊びに出...
わか‐むらさき【若紫】
1 薄い紫色。薄紫。 2 植物ムラサキの別名。《季 春》「恋草の—も萌えにけり/麦人」 源氏物語第5巻の巻名。光源氏18歳。源氏が北山で藤壺に似た少女紫の上を見いだし、自邸二条院に引き取る...
わかやえがき【和歌八重垣】
江戸中期の歌学書。7巻。有賀長伯著。元禄13年(1700)刊。和歌の心得・作法・用語などを解説した入門書。
わかれるりゆう【別れる理由】
小島信夫の長編小説。昭和43年(1968)から昭和56年(1981)まで「群像」誌に連載され、昭和57年(1982)全3巻が刊行。同年、第35回野間文芸賞受賞。
わかんさんさいずえ【和漢三才図会】
江戸時代の百科事典。105巻。寺島良安著。正徳2年(1712)成立。中国の「三才図会」にならい、和漢古今の万物を掲げ、漢文で解説を施し、図解したもの。