ひがん‐ばな【彼岸花】
ヒガンバナ科の多年草。土手や田の畦に生える。秋の彼岸のころ、高さ約30センチの花茎を伸ばし、長い雄しべ・雌しべをもつ赤い6弁花を数個輪状につける。花の後、線形の葉が出て越冬する。有毒植物だが、鱗...
ひき‐かえし【引(き)返し】
1 もとへ戻ること。 2 女性の和服の仕立てで、表と同じ布地を裾回しに用いること。また、その仕立て。ひっかえし。 3 《「引き返し幕」の略》歌舞伎で、一連の場面なのに、道具などの都合で続けられな...
ひき‐がき【引(き)柿/曳き柿】
布などに柿渋(かきしぶ)を引くこと。また、その布。「あひあひ—したる摺り尽しの直垂(ひたたれ)に」〈義経記・一〉
ひきずり‐おろ・す【引き摺り下ろす】
[動サ五(四)] 1 引きずっておろす。「二階から布団を—・す」 2 上位にいる者を、力ずくでその地位からおろす。「委員長の座から—・す」
ひき‐ぞめ【引(き)染(め)】
布地にはけで染め液を引いて染めること。また、その染め物。小紋・友禅などの地染めに用いられる。
ひき‐だ・す【引(き)出す】
[動サ五(四)] 1 引っ張って外へ出す。「押し入れから布団を—・す」 2 誘い出す。呼び出す。「公聴会に—・される」 3 働きかけて、隠れているものを表に出す。「結論を—・す」「本音を—・す」...
ひき‐ぬの【疋布】
一疋(いっぴき)の布。「—を千むら、万むら織らせ」〈更級〉
ひき‐は・う【引き延ふ】
[動ハ下二]長くのばす。引きのばす。「さらし布所々に—・へて」〈笈日記〉
ひき‐は・ぐ【引(き)剝ぐ】
[動ガ五(四)]引っ張ってはぎ取る。無理にはぐ。「布団を—・ぐ」
ひき‐もの【引(き)物】
1 引き出物。また特に、膳(ぜん)に添えて出す菓子・料理などの土産物。 2 布を引いて仕切りとするもの。壁代(かべしろ)・帳(とばり)など。