ふせ‐ぬい【伏せ縫い】
1 和裁で、縫い代(しろ)を一方に折り倒し、表側に針目が目立たないように、押さえ縫いすること。 2 (「伏せ繍い」とも書く)日本刺繍(ししゅう)で、布地の上に太い糸を置き、同色の細い糸でとじ付け...
ふ‐せん【布銭】
古代中国で使われた鋤(すき)の形を模した青銅貨幣。刀銭に先行して使用された。春秋戦国時代に韓・魏・趙で鋳造された。布貨。布幣。布。
ふたえ‐もの【二重物】
一度染めた布地に、さらに別の色で模様などを染め出したもの。二重(ふたえ)染め。
ふ‐たつ【布達】
[名](スル) 1 広く一般に知らせること。また、その知らせ。 2 明治19年(1886)以前に発布された省令・府県令などの行政命令。
ふた‐の【二幅/二布】
《「の」は布の幅を数える単位》 1 並幅の2倍の幅。また、その幅の布。ふたはば。 2 女子の腰巻き。二幅の布で作るところからいう。「木綿の—」〈浮・織留・一〉
ふたば‐がき【二葉柿】
フタバガキ科フタバガキ属の植物の総称。約70種が東南アジア熱帯に分布し、熱帯多雨林の重要な構成種。高さ約50メートルとなり、葉は卵形または長楕円形。ラワン材として利用される。
ふた‐ほがみ
語義未詳。布多(栃木県の地名。国府所在地)にいた国守のことか。一説に、腹黒い人とも、神の名ともいう。「—悪しけ人なりあたゆまひ(=急病)我がする時に防人(さきもり)に差す」〈万・四三八二〉
ふ‐たん【布毯/布単】
遷宮・遷座・行幸などの際、その道筋に敷く白布。毯代(たんだい)。
ふち‐どり【縁取り】
[名](スル)縁を色や布切れ・糸などで目立たせたり補強したりすること。また、そのもの。「金糸で—したスカーフ」
ふち‐ど・る【縁取る】
[動ラ五(四)]縁をつくる。特に、物のへりや周りに色を塗ったり布切れをつけたりして細工を施す。「袖口をレースで—・る」