ささ‐ほ【笹帆】
薄くはいだ竹を編んで作った帆。唐船(からふね)で用いたもの。網代帆(あじろほ)。
しゅっ‐ぱん【出帆】
[名](スル)船が港を出ること。出港。「東京港を—する」
しら‐ほ【白帆】
船に張った白い帆。
じゅう‐はん【縦帆】
帆船の船首と船尾を結ぶ線に沿って、帆柱の片側に張られる帆。三角型の帆が多く、操帆作業が容易で、風上への逆走性能にすぐれ、小型船に多い。スクーナーがその典型。⇔横帆。
じゅんぷう‐まんぱん【順風満帆】
追い風を受け、帆がいっぱいにふくらむこと。転じて、物事が順調に思いどおりに運ぶことのたとえ。「—の人生」 [補説]この語の場合、「帆」を「ほ」とは読まない。
そう‐はん【総帆】
帆船のすべての帆。「—を張る」「—を揚げる」
ソーラー‐ほ【ソーラー帆】
⇒太陽帆
たい‐はん【退帆】
[名](スル)船が帆をかけて帰って行くこと。「渡来の亜船昨十二日—いたするに付」〈条野有人・近世紀聞〉
たいよう‐ほ【太陽帆】
宇宙船の推進力として、太陽や恒星からの光や粒子風の圧力を利用する装置。帆船の帆が風を受けて進むように、宇宙船に取り付けられた薄膜により光を反射して推進する。燃料を必要としないため、宇宙空間での遠...
たか‐ほ【高帆】
江戸時代、大型帆船の本帆(ほんぽ)の上に、高くかける小型の帆。