ふかくさ【深草】
京都市伏見区北部の地名。深草十二帝陵・仁明天皇陵がある。平安時代の別荘地。[歌枕]「年をへて住みこし里を出でていなばいとど—野とやなりなむ」〈伊勢・一二三〉
ふく‐めい【復命】
[名](スル)命令を受けた者が、その経過や結果を報告すること。復申。「詳細に調べ上げて天帝に—した」〈中勘助・鳥の物語〉
フサイン‐マクマホン‐きょうてい【フサインマクマホン協定】
《Husayn-MacMahon Agreement》第一次大戦中の1915年、エジプト駐在のイギリス高等弁務官マクマホンが、アラブ人の指導者フサインに戦争協力を条件に示した、オスマン帝国領内の...
ふじつぼ【藤壺】
《庭に藤を植えていたところから》飛香舎(ひぎょうしゃ)の異称。
源氏物語中の人物。桐壺帝の女御、のち中宮。光源氏との間に冷泉(れいぜい)帝をもうける。桐壺帝の崩御後、出家して尼となる。光源氏...
フス‐せんそう【フス戦争】
1419〜1436年にわたるボヘミアのフス派の反乱。フス処刑後、その信奉者がプラハで蜂起。神聖ローマ皇帝・ローマ教皇は十字軍を派遣したが鎮圧に失敗、最終的に和約が成立した。
ふせたいしのにゅうざん【布施太子の入山】
倉田百三の戯曲。大正9年(1920)発表。大正14年(1925)帝国劇場にて上演。
フッガー‐け【フッガー家】
《Fugger》15、6世紀、ドイツのアウグスブルクの豪商の一族。東方貿易や鉱山経営によって巨富をなし、教皇や皇帝・諸侯らに融資を行うなどして国際政治にも大きな影響力を持った。
ふっき【伏羲/伏犠】
中国古代伝説上の帝王。初めて八卦(はっけ)を作り、婚姻の制度を整え、民に漁や牧畜を教えたという。女媧(じょか)の兄あるいは夫といわれ、三皇の一人。太昊(たいこう)。庖犠(ほうき)。宓犠(ふくき)。
フネドアラ【Hunedoara】
ルーマニア中西部の都市。西カルパチア山脈東麓に位置する。ローマ帝国時代に要塞が置かれ、中世に交易・軍事の要地となった。周辺で鉄鉱石と石炭を産し、製鉄業の中心地として発展。15世紀建造のコルビン城...
ふふつ‐せんそう【普仏戦争】
1870〜1871年、ドイツ統一をめざすプロイセンと、これを阻もうとするフランスとの間で行われた戦争。スペイン王位継承問題をきっかけに、プロイセンの挑発に乗ったフランス側から開戦したが、プロイセ...