あこぎ【阿漕】
[名・形動]《禁漁地である阿漕ヶ浦で、ある漁師がたびたび密漁をして捕らえられたという伝説から》 1 しつこく、ずうずうしいこと。義理人情に欠けあくどいこと。特に、無慈悲に金品をむさぼること。また...
あこぎ‐の‐へいじ【阿漕の平次】
阿漕ヶ浦で、母の病のために禁断を破って魚をとり、簀巻(すま)きにされたという伝説上の漁師。謡曲・浄瑠璃などの題材となる。
朝観音(あさかんのん)に夕薬師(ゆうやくし)
江戸時代の信仰で、毎月18日の観音の縁日には朝に、8日の薬師の縁日には夕方に参詣すること。
あさ‐ぎよめ【朝清め/朝浄め】
朝の掃除。「主殿寮(とのもりづかさ)のしもべ—つかうまつることなければ」〈大鏡・師尹〉
あさくさのこども【あさくさの子供】
長谷健の小説。昭和14年(1939)発表。同年、第9回芥川賞受賞。昭和初期の下町を舞台に子供たちに向き合う教師の姿を描く。
あさくさ‐ぶんこ【浅草文庫】
明治8年(1875)に浅草蔵前に設けられた官立の公開図書館。昌平坂学問所・和学講談所などの蔵書約11万冊を受け継いだもので、現在、その大部分は国立公文書館内閣文庫に保存。
江戸時代、浅草に居...
アザニアフロントルーテル‐きょうかい【アザニアフロントルーテル教会】
《Azania Front Lutheran Church》タンザニア東部の都市ダルエスサラームにあるルーテル派の教会。ダルエスサラーム湾を望む。19世紀末、ドイツ人宣教師により建造。赤い三角屋...
あしかが‐がっこう【足利学校】
足利市昌平町にあった学問所。創設者には諸説がある。室町期に上杉憲実(うえすぎのりざね)が再興。武士・僧侶・医師に儒書・易書・医書などを講述した。天文〜慶長・元和(1532〜1624)ごろが最盛期...
あしだ‐えのすけ【芦田恵之助】
[1873〜1951]国語教育家・教師。兵庫生まれ。国語科の読み方教育と綴り方教育に独自の理論を展開。著「綴り方教授」「読み方教授」。
アスクレピオン【Asklepieion/Ασκληπιείον】
ギリシャ東部、エーゲ海に浮かぶコス島の北東部にある遺跡。古代ギリシャの医術の神アスクレピオスの聖域であり、医師ヒポクラテスが創設した治療院、医学校があった場所と考えられている。ドリス式、イオニ...