こうやものぐるい【高野物狂】
謡曲。四番目物。金春(こんぱる)以外の各流。高師四郎が、出奔した主君の遺子春満丸(しゅんみつまる)を尋ね歩いたすえ、狂乱して高野山にたどり着き、春満丸に再会する。
こうらくじ‐は【康楽寺派】
鎌倉末期から室町時代の絵仏師の一流派。信濃国康楽寺の浄賀(じょうが)を祖とし、浄土真宗関係の仏画などを多く制作。
氷(こおり)は水(みず)より出(い)でて水(みず)よりも寒(さむ)し
《「荀子」勧学から》弟子が師よりも勝ることのたとえ。青は藍(あい)より出でて藍より青し。
こきん‐でんじゅ【古今伝授】
中世、古今集の難解な語句の解釈などを、秘伝として師から弟子に伝授したこと。東常縁(とうつねより)から宗祇(そうぎ)に伝えられたのが始まりで、以後、堺・奈良・二条の各伝授に分かれた。三木・三鳥など...
こきん‐びな【古今雛】
安永(1772〜1781)のころ、江戸の人形師原舟月が創始した雛人形。古代雛に当世ふうの新意匠を加えたもので、目に玉眼を用いたのが特徴。
こく‐い【黒衣】
黒色の衣服。特に、仏教の僧の着る墨染めの衣。また、牧師や修道女のまとう僧衣。こくえ。
こくさい‐きんきゅうえんじょたい【国際緊急援助隊】
海外で大規模災害が発生した際に政府が派遣する援助隊。警察・消防・海上保安庁などからなる救助チーム、医師や看護師などによる医療チーム、災害復興などの専門家チーム、自衛隊部隊などのこと。外務省やJI...
こく‐し【国師】
1 奈良時代の僧の職名。大宝令により、諸国に置かれ、僧尼の監督、経典の講義、国家の祈祷(きとう)などに当たった。のちに講師(こうじ)と改称。 2 天皇に仏法を説き伝える法師。 3 禅宗をはじめ律...
こく‐し【国試】
「国家試験」の略。特に、医師国家試験・歯科医師国家試験・看護師国家試験など、医学に関連する分野で用いられる。
こくし‐ごう【国師号】
国師の称号。