うそつき‐いわい【嘘吐き祝(い)】
本州中国地方で12月8日に行う商人の行事。1年間ついた嘘が帳消しになる日だとして、豆腐汁やこんにゃく田楽を作って祝う。うそつきばらい。
かい‐めん【皆免】
近世、ある期間内の債権・債務をすべて帳消しにすること。中世の徳政にあたる。「天下徳政になして—の時」〈浮・新可笑記〉
きえん‐れい【棄捐令】
江戸幕府が旗本・御家人(ごけにん)救済のために出した法令。札差(ふださし)に対する借金の帳消しや低利による年賦償還などを命じたもの。寛政元年(1789)と天保14年(1843)に、寛政の改革、天...
すみ‐ちょう【済み帳】
1 支払い帳。「一銭も残らず—付けて」〈浮・永代蔵・五〉 2 帳面に棒を引くこと。帳消し。「物の見事に請け取り渡し、互ひに申し合はせて—」〈浮・御前義経記・六〉
そう‐さい【相殺】
[名](スル) 1 差し引いて、互いに損得がないようにすること。帳消しにすること。また、長所・利点などが差し引かれてなくなること。「貸し借りを—する」「それまでの実績が一度の失敗で—される」「そ...
ちゃら
1 口から出まかせを言うこと。でたらめ。ちゃらくら。「—を言う」 2 貸し借りをなしにすること。差し引きゼロ。帳消し。「—にする」 3 なかったことにすること。「話を—にする」
ぼう‐けし【棒消し】
記された文字などの上に棒線を引いて消すこと。棒引き。帳消し。
ぼう‐びき【棒引き】
[名](スル) 1 線を引くこと。特に、線を引いて帳簿などの記載を消すこと。棒消し。 2 貸借関係を終わりにすること。帳消し。「借金を—する」 3 長音を表す書き方。「ああ」を「あー」と書く類。...
棒(ぼう)を引(ひ)・く
まっすぐの線を引く。また、帳消しにする。棒引きにする。「いままで御用立したものは綺麗にここで—・く」〈万太郎・春泥〉