ちょう【帳】
1 帳面。帳簿。「雑記—」「節季に—かたげた男の貌を見ぬを」〈浮・永代蔵・二〉 2 部屋の仕切り、また、目隠しのために垂らす布帛(ふはく)。とばり。たれぎぬ。 3 「帳台1」に同じ。「寝殿の東面...
ちょう【帳】
[音]チョウ(チャウ)(呉)(漢) [訓]とばり [学習漢字]3年 1 長い垂れ幕。とばり。「帳台/開帳・几帳・錦帳・紙帳・緞帳(どんちょう)」 2 記入用の冊子。「帳簿・帳面/記帳・台帳・通帳...
ちょう‐あい【帳合(い)】
1 現金や商品の出入り・有高と帳簿とを照合して、計算・記入の正誤を確かめること。 2 帳簿に収支を記入して、損益を計算すること。
ちょうあい‐あきない【帳合(い)商い】
帳合い米の商売。
ちょうあい‐まい【帳合(い)米】
江戸時代、大坂の堂島米市場で、実際には受け渡しをせず、帳簿上で売買された米。また、その売買。
ちょういれ‐ね【帳入れ値】
⇒帳入れ値段
ちょういれ‐ねだん【帳入れ値段】
清算取引で、帳簿の整理と計算の便宜のため、取引所が一定の算法によって銘柄ごとに定めた値段。帳入れ値。
ちょう‐いわい【帳祝(い)】
正月11日(または4日)に商家で、その年に使う帳面を新たに綴じて祝うこと。帳祭り。帳とじ。《季 新年》
ちょう‐がい【帳外】
1 とばりの外。幕の外。 2 帳面に記入してないこと。「相宿の木まくらに結ぶ縁は出雲の—」〈滑・膝栗毛・六〉 3 ⇒帳外(ちょうはず)れ
ちょう‐けし【帳消し】
1 帳面に記載しておく必要がなくなって棒線で消すこと。棒引き。 2 金銭などの貸借関係が消滅すること。債務が消えること。棒引き。「借金を—にする」 3 互いに差し引いて、損得がなくなること。ある...