幕(まく)が下(お)・りる
芝居などが終わって、垂れ幕がさがる。転じて、物事が終わりになる。「主犯の逮捕で事件の—・りる」
まく‐ぎれ【幕切れ】
1 芝居で、一段落がついて幕がしまること。また、その場面。閉幕。まく。⇔幕開き。 2 物事の終わり。終結。「あっけない—となった試合」
まく‐ぎわ【幕際】
1 能舞台で、橋懸かりまたは鏡の間の揚げ幕に接する所。 2 芝居などで、幕が下りようとしている時。終演間際。
まく‐ぐし【幕串】
幕を張るために土に打ちこんで立てる細い柱。幕柱。幕杭(まくぐい)。
まく‐ことば【幕詞】
武士が軍陣に用いた忌み詞。幕を張ることを場合に応じて言い分けたもの。味方のは「打つ」、敵の場合は「引く」、船には「走らかす」、座敷・桟敷などには「囲う」といった類。
まく‐した【幕下】
相撲で、力士の地位の一。十両の次位、三段目の上位。昔は幕内に入らない者を総称したが、現在は、番付の二段目に名を書かれる力士のうち十両を除く者。
まくした‐つけだし【幕下付(け)出(し)/幕下附(け)出(し)】
学生・アマチュア相撲で優れた成績を収めた大相撲力士志望者に対して、最初から幕下で相撲を取ることを認める制度。満20歳以上、25歳未満の男子で、全日本相撲選手権大会で16位以上、または全国学生相撲...
まく‐じり【幕尻】
相撲で、幕内の最下位。前頭の末尾の地位。また、その力士。
まく‐そと【幕外】
歌舞伎の演出で、幕が引かれたあと、その外側、主に花道で続けて演技を行うこと。
まく‐だまり【幕溜まり】
劇場で、開けた引き幕をためておく場所。舞台の上手(かみて)・下手(しもて)にある。