くう‐ばく【空幕】
「航空幕僚監部」の略称。→幕僚監部
くご‐かた【供御方】
室町幕府の職名。供御所の役人で、将軍の日常の膳部を調えるもの。
くご‐しょ【供御所】
室町幕府で、将軍の食事を調理した所。
くしもと‐ぶし【串本節】
和歌山県串本地方の民謡。幕末ごろ、他国の門付けが伝えたものといわれる。囃子詞(はやしことば)から「オチャヤレ節」とよばれ、祭礼の御輿(みこし)行列に歌われていた。のち座敷歌となり、大正末期に全国...
くじかたおさだめがき【公事方御定書】
江戸幕府の法典。2巻。8代将軍徳川吉宗の命で編纂(へんさん)をはじめ、寛保2年(1742)に完成。上巻は法令81条。下巻は俗に「御定書百箇条」とよばれ、判例・取り決めなど103条を収める。
くじ‐し【公事師】
江戸時代、当事者に代わって訴訟を進めたり、手続きを指導したりすることを業としていた者。種々の弊害を生じたため、幕府はこれを禁止した。出入り師。
くじ‐の‐やく【籤の役/孔子の役】
室町幕府の職名。毎年正月の評定始めの式で、政務の会議で発言する人を決めるためのくじを出す役。
くじ‐ぶぎょうにん【公事奉行人】
鎌倉幕府の職名。政務を奉行した恩沢奉行(おんたくぶぎょう)・国奉行などの諸奉行の総称。公事奉行。
くじら‐まく【鯨幕】
白と黒の布を1枚おきに縦に縫い合わせ、上下に黒布を横に渡した幕。葬式などに用いる。
くすのきりゅうはなみのまくばり【樟紀流花見幕張】
歌舞伎狂言。時代物。7幕。河竹黙阿弥作。明治3年(1870)東京守田座初演。由井正雪・丸橋忠弥らが起こした慶安の変を題材にしたもの。別名題「慶安太平記」。通称「丸橋忠弥」。