こうや‐さんかた【高野三方】
平安時代以来、分かれた高野山の僧徒の三派の称。学侶方(がくりょがた)・行人方(ぎょうにんがた)・聖方(ひじりかた)となっていたが、明治以降は廃止、統合された。
こうよう‐もん【高陽門】
平安京大内裏豊楽院(ぶらくいん)の門の一。東廊中門。東掖(とうえき)門。
こうろう‐でん【後涼殿】
平安京内裏十七殿の一。清涼殿の西隣にあり、女御などの住む別殿。こうりょうでん。ごりょうでん。
こうろ‐かん【鴻臚館】
奈良・平安時代の外国使節接待のための施設。難波(なにわ)・太宰府・京都などに置かれた。
こうわ【康和】
平安後期、堀河天皇の時の年号。1099年8月28日〜1104年2月10日。
こかん‐し【拒捍使】
平安時代、正税官物の納入を拒む者から強制的に徴収するために派遣された官人。検非違使(けびいし)が任命された。きょかんし。
こがらす‐づくり【小烏造(り)】
日本刀の造り込みの一様式。切っ先の部分だけが両刃のもので、この形式の名刀小烏にちなむ呼称。平安時代に流行した。
こき‐でん【弘徽殿】
平安京内裏十七殿の一。清涼殿の北にあり、皇后・中宮・女御などの住居。こうきでん。
に住む皇后・中宮・女御などの女性の称。
こきんわかろくじょう【古今和歌六帖】
平安中期の類題和歌集。6巻。編者・成立年ともに未詳。万葉集・古今集・後撰集などの歌約4500首を、歳時・天象・地儀・人事・動植物など25項、516題に分類したもの。六帖。古今六帖。
こ‐ぎみ【小君/子君】
平安時代、貴族の年少者に対する愛称。「—召したれば、参る、とて」〈源・帚木〉