げん‐じつ【幻日】
太陽の両側に1個ずつ見える太陽のような像。雲の氷晶が光を屈折させてできる暈(かさ)の一種で、太陽が高くなるにつれて太陽の本像から離れていく。→幻月
げんじゅう‐あん【幻住庵】
滋賀県大津市にあった草庵。芭蕉門下の俳人菅沼曲水の伯父幻住老人が建てた。
げんじゅうあんのき【幻住庵記】
江戸中期の俳文。松尾芭蕉作。元禄3年(1690)4月から7月まで、幻住庵に滞在したときの生活や感想を記したもの。同4年刊「猿蓑(さるみの)」に所収。
げん‐じゅつ【幻術】
1 人の目をくらます、あやしく不思議な術。妖術。魔術。 2 手品。奇術。
げん‐せい【幻世】
まぼろしのように、はかない人の世。人世。
げん‐そう【幻想】
[名](スル)現実にはないことをあるかのように心に思い描くこと。また、そのような想念。「—を抱く」「戦争のない未来を—する」
げん‐そう【幻相】
仏語。幻のように実体がなく、はかないありさま。世間の無常の姿。
げんそう‐きょく【幻想曲】
形式にとらわれず、作者が自由に楽想を展開させて作る曲。ファンタジー。
げんそうきょくはちょうちょうさすらいびと【幻想曲ハ長調さすらい人】
⇒さすらい人幻想曲
げんそうこうきょうきょく【幻想交響曲】
《原題、(フランス)Symphonie fantastique》ベルリオーズ作曲の交響曲。全5楽章。1830年パリで初演。失恋した青年芸術家の阿片による幻想を描写したもので、標題音楽の代表作。