ブルガーコフ【Mikhail Afanas'evich Bulgakov】
[1891〜1940]ソ連の小説家・劇作家。幻想的手法と風刺によって革命後の現実を描き、暗に新政権を批判した。死後に公刊された長編小説「巨匠とマルガリータ」は、20世紀ロシア文学を代表する作品の...
ぶんがく‐しょうじょ【文学少女】
文学を愛好する少女。また、文学的雰囲気や夢想・幻想の世界を好む少女。 [補説]書名別項。→文学少女
ぶん‐しつ【文質】
《「文」はかざりの意》外見の美と内面の実質。表に現れたすぐれた学識・態度・容貌と、内側の素朴な人柄。また、形式と内容。「賢愚—の等しからざるも」〈幻住庵記〉
ペヨーテ【peyote】
サボテン科の観葉植物。北アメリカ南部原産。古くから知られた向精神性植物で、幻覚作用をもつ一種のアルカロイドを含む。学名ロフォフォラウィリアムシイ(Lophophora williamsii)。烏...
ほしのまきば【星の牧場】
庄野英二の児童文学作品。昭和38年(1963)刊行。挿絵は長新太。記憶喪失の復員兵と、戦場で死んだ愛馬の心の交流を幻想的に描く。翌年、第11回サンケイ児童出版文化賞、第4回日本児童文学者協会賞、...
ほんちょうげんそうぶんがくえんぎ【本朝幻想文学縁起】
荒俣宏の著作。副題は「震えて眠る子らのために」。昭和60年(1985)刊。古代神話、浄瑠璃、読本など古典文学にも遡りつつ、日本の幻想文学の系譜を読み解く。
ボバリスム【(フランス)bovarysme】
《「ボバリズム」とも》フランスの作家フロベールの小説「ボバリー夫人」の主人公のように、現実と夢との不釣り合いから幻影を抱く精神状態。
まい‐きょうげん【舞狂言】
狂言で、夢幻能の形式を模し、亡霊の舞を1曲の中心とするもの。「楽阿弥」「通円」「祐善」など。仕舞狂言。
まこと‐や【実や】
[感]「まこと」に同じ。「—、導師のさかづきのついでに」〈源・幻〉
マジック‐マッシュルーム【magic mushroom】
シロシビンやシロシンなどの幻覚性成分を含む数種のキノコ。日本をはじめ多くの国では、これらのキノコに含まれる幻覚物質を麻薬に指定している。