とん‐せい【遁世/遯世】
[名](スル)《古くは「とんぜい」》 1 隠棲して世間の煩わしさから離れること。「—して庵をむすぶ」 2 俗世間を逃れて仏門に入ること。出家。とんせ。
どう‐じゃく【瞠若】
[名](スル)驚いて目を見張ること。「為永をして猶(なお)—せしむる醜猥なる物語を」〈魯庵・社会百面相〉
[ト・タル][文][形動タリ]驚いて目を見張るさま。「お傍の人たちを—たらしむるほど...
どう‐せい【動静】
[名](スル) 1 物事の動き。ありさま。ようす。「—を探る」「天下の—」 2 行動したり、行動せずにじっとしていたりすること。「時に随って—するが政事家の活手段」〈魯庵・社会百面相〉
土砂(どしゃ)をかけたよう
《土砂加持を行った砂をかけると、硬直した死体も柔らかになるというところから》態度が急に軟化するさま。ぐにゃぐにゃになるさま。「土砂を掛けられた様に直ぐグタグタになる気遣(きづけえ)は無エ」〈魯庵...
どん‐り【貪利】
欲深く利益を求めること。たんり。「—の商人が巨額の見越輸入をして」〈魯庵・社会百面相〉
な‐あて【名宛】
1 手紙・小包などの、受け取るべき相手を指定すること。また、その名。あてな。「父の—で金を送る」 2 遊女などを指名すること。名ざし。「わるい志庵が—にて、浮名をあげづめに」〈黄・艶気樺焼〉
ない‐ふく【内福】
[名・形動]見かけよりも内実が豊かなこと。内証の裕福なこと。また、そのさま。「—な人」「—の聞えある男爵家の」〈魯庵・破垣〉
なかい【中井】
姓氏の一。 [補説]「中井」姓の人物中井甃庵(なかいしゅうあん)中井竹山(なかいちくざん)中井英夫(なかいひでお)中井正一(なかいまさかず)中井履軒(なかいりけん)
なかがわ【中川】
姓氏の一。 [補説]「中川」姓の人物中川乙由(なかがわおつゆう)中川一政(なかがわかずまさ)中川淳庵(なかがわじゅんあん)中川信夫(なかがわのぶお)中川李枝子(なかがわりえこ)
なかじま‐こうえん【中島公園】
北海道札幌市中央区にある公園。明治20年(1887)開園。園内にある豊平館と八窓庵はともに重要文化財。