も‐そっと
[副]もう少し。もうちょっと。もちっと。「—近くへ寄りなさい」「—小清浄(こざっぱり)した扮装(なり)が出来そうなもんだが」〈魯庵・社会百面相〉
やま‐しごと【山仕事】
1 山でする仕事。 2 山師のする投機的冒険的事業。やまごと。「之が信用出来ない—なら強(しい)てお勧め申しやあしないが」〈魯庵・社会百面相〉
ゆうあん‐やき【幽庵焼(き)/柚庵焼(き)】
醤油・酒・みりんにユズなどの柑橘(かんきつ)類の輪切りを浸した調味液を、魚などにつけて焼くこと。また、その料理。 [補説]考案者の茶人、北村幽庵の名からという。
ゆう‐し【有司】
役人。官吏。「当路の—に意見を陳じた」〈魯庵・社会百面相〉
ゆう‐し【雄視】
[名](スル)威勢を張って他に対すること。「四方の豪族が—して武を張る時」〈魯庵・社会百面相〉
ゆうぜん【祐善】
狂言。舞狂言。旅の僧が京都五条油小路の庵(あん)で雨宿りしていると、狂死した傘張り祐善の亡霊が現れ、最後のありさまを謡い舞う。
ゆうてん‐じ【祐天寺】
東京都目黒区にある浄土宗の寺。山号は明顕山。享保3年(1718)祐天が住んだ庵(いおり)のあとに、弟子祐海が創建。江戸時代には常行念仏の道場として知られた。
ゆうひがおか【夕陽丘】
大阪市天王寺区の地名。藤原家隆が住んだ夕陽庵(せきようあん)があった所。
ゆう‐ぶ【勇武】
勇気があって強いこと。勇ましくて、武術にすぐれていること。「—絶倫、猛獣を物ともせざる勇敢の気象が」〈魯庵・社会百面相〉
ゆう‐ぶつ【尤物】
1 同類の中で、特にすぐれたもの。 2 美しい女性。美女。美人。「十六七の島田の—を」〈魯庵・社会百面相〉