へい‐みん【平民】
1 官位のない普通の人民。庶民。 2 明治2年(1869)設定された族称の一。華族・士族を除いた農・工・商に対する呼称。日本国憲法の施行とともに消滅。→士農工商 3 古代ローマで、貴族・奴隷以外...
ほ‐い【布衣】
1 庶民着用の衣服。また、官服に対して、平服。転じて、平民のこと。「流石(さすが)に淮西(わいせい)の一—より起って」〈露伴・運命〉 2 狩衣(かりぎぬ)のこと。初め布製、平安時代以後は狩衣一般...
ほんちょうしょっかん【本朝食鑑】
江戸中期の本草書。12巻。人見必大著。元禄10年(1697)刊。「本草綱目」に依拠しながら検討を加え、魚貝類など庶民の日常食糧について解説したもの。
ぼん‐げ【凡下】
[名・形動] 1 平凡で、すぐれたところのないこと。また、その人や、そのさま。「私は全く—な執着に駆られて」〈有島・惜みなく愛は奪ふ〉 2 身分の卑しいこと。また、その人。 3 中世、侍身分に属...
ぼん‐しょ【凡庶】
ふつうの人。凡人。庶民。
ポッシュ【posh】
[形動]上流階級らしいさま。気取ったさま。また、庶民的でないさま。
ポピュリスム【(フランス)populisme】
1930年ころ、フランスで興った文学運動。庶民の生活を平易な文体で忠実に描こうとした。ダビが代表的。民衆主義。
まえく‐づけ【前句付(け)】
雑俳の一。出題された七・七の短句(前句)に五・七・五の長句(付句)をつけるもの。元禄(1688〜1704)ごろから庶民の間に流行、のちの川柳の母体となる。例えば「美事(みごと)なりけり美事なりけ...
ミストラ【Mystras】
ギリシャ南部、ペロポネソス半島南部にある廃墟の町。13世紀初頭に十字軍の砦が築かれたのが始まりで、東ローマ帝国の支配の下に14〜15世紀に最盛期を迎えた。山の斜面の最上部にカストロ(山城)、中腹...
みたて‐ばんづけ【見立番付】
相撲の番付にならい、さまざまな事物に序列をつけた一覧表。江戸時代から明治時代にかけて一枚摺りの読み物として売られ、庶民の間で流行した。