たて‐ね【建値/立(て)値】
《「建値段」の略》製造業者が卸売業者に対して設定する販売価格。取引価格の基準となるもの。
たて‐ねだん【建値段/立(て)値段】
⇒建値(たてね)
たて‐ば【立(て)場/建場】
1 江戸時代、宿場と宿場の間の街道などで、人足・駕籠(かご)かきなどの休息した所。明治以後は人力車や馬車などの発着所をいう。 2 人の多く集まる所。たまり場。 3 位置。たちば。 4 業者がその...
たて‐ぼし【立(て)干し/建(て)干し】
遠浅の海中に網を建て回し、潮が引いたときに残された魚を捕る漁法。江干し。江切り。たて。
たて‐まい【建米】
1 江戸時代の帳合米(ちょうあいまい)取引で、その日のうちに転売・買い戻しを行わない米。夜越米(よこしまい)。 2 第二次大戦前の米穀取引所で、取引の標準とした米。
たて‐まえ【建前】
家屋の建築で、基礎の上に柱・梁(はり)・棟など主な骨組みを組み立てること。また、その時に行う祝い。棟上げ。上棟(じょうとう)式。
たて‐まえ【立前/建前】
1 原則として立てている方針。表向きの考え。「—と本音」「—を崩す」 2 行商人や大道商人が商品を売るときの口上。売り声。「さあさあこれからがこちの商売…、ああこりゃ—どころぢゃない」〈浄・歌祭文〉
たて‐まし【建(て)増し】
[名](スル)たてますこと。また、たてました箇所。増築。「子供部屋を—する」
たて‐ま・す【建(て)増す】
[動サ五(四)]現在ある建物に、新しい部分を建て加える。増築する。「書斎を—・す」
たて‐まわ・す【立(て)回す/建(て)回す】
[動サ五(四)]ぐるっと取り巻くように立てる。たてめぐらす。「裾の方には金屏風が—・してある」〈漱石・満韓ところどころ〉