あく‐へい【悪弊】
悪い習わし。悪習。悪風。「—を断ち切る」
きゅう‐へい【旧弊】
[名・形動] 1 古い習慣・制度などの弊害。「—を改める」 2 古い習慣や考え方にとらわれること。また、そのような言動やさま。「—な人」「小母さんの—が始まった」〈花袋・蒲団〉
きょう‐へい【矯弊】
悪い風習を改め正すこと。矯風。「—に最第一の要は、身躬(みず)から先ず慎むにあり」〈福沢・福翁百話〉
こ‐へい【古弊】
1 昔からの悪い習慣。 2 古くていたんでいること。また、そのもの。「累代の公物(くもつ)、—をもちて規模とす」〈徒然・九九〉
こん‐ぺい【困弊】
[名](スル)民衆などが、苦しみ疲れること。「貧窮に—しはてる」
ご‐へい【語弊】
言葉の使い方が適切でないために誤解を招きやすい言い方。また、そのために起こる弊害。「こういう言い方をしては—があるが」
しゅく‐へい【宿弊】
古くから続いている弊害。年来の悪習。「—を一掃する」
じ‐へい【時弊】
その時代の悪習や弊害。
すい‐へい【衰弊】
勢いなどがおとろえ弱ること。「大英国は—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
せき‐へい【積弊】
長い間に積もり重なった弊害。また、積年の疲れ。「—を除去する」