ひきつけ‐かた【引付方】
鎌倉・室町幕府の裁判機関。当初は御家人間の訴訟、のちに所領関係の訴訟を専門に扱った。
ひきつけ‐げた【引(き)付け下駄】
駒下駄の一種。男物は白桐・焼き桐、女物は白木または漆塗りで、いずれも表をつけたもの。
ひきつけ‐ざしき【引(き)付け座敷】
遊里で、客をまず通しておき、遊女を連れて来て会わせる座敷。引き付け部屋。
ひきつけ‐しゅう【引付衆】
鎌倉幕府・室町幕府の職名。評定(ひょうじょう)衆を補佐して訴訟・庶務を取り扱った。内談衆。
ひきつけ‐とうにん【引付頭人】
引付衆の首席。内談頭人。
ひきつけ‐ぶぎょうにん【引付奉行人】
鎌倉幕府・室町幕府の職名。引付衆とともに頭人を補佐し、書記の役を務めた。引付右筆(ゆうひつ)。
ひき‐つ・ける【引(き)付ける】
[動カ下一][文]ひきつ・く[カ下二] 1 近くに引き寄せる。手元に近づかせる。「明かりで虫を—・ける」 2 (「惹き付ける」とも書く)人の心を誘い寄せる。「人を—・ける魅力」「巧みな話術に—・...
ひき‐つづき【引(き)続き】
[名]物事が途切れることなく続くこと。また、そのもの。「昨日からの—で審議が行われる」 [副] 1 続けざまに。途切れることなく。「—三日も雨が降っている」 2 すぐそれに続いて。「—慰労会...
ひき‐つづ・く【引(き)続く】
[動カ五(四)] 1 途切れずにそのまま続く。「不況が—・く」 2 ある物事のすぐあとに他の物事が続く。「—・いて来賓が挨拶(あいさつ)に立つ」 [動カ下二]続ける。連ねる。「むな車—・けて...
ひき‐つぼ・ぬ【引き局ぬ】
[動ナ下二]屏風(びょうぶ)や几帳(きちょう)などを引きめぐらして囲う。「はかなく屏風、几帳ばかりを—・ね」〈栄花・わかばえ〉