かお‐やく【顔役】
その土地、または仲間うちで、顔を知られていて勢力のある人。ボス。「町の—」
かき‐やく【書(き)役】
文書の草稿・下書きを作ったり、会議の内容などを記録したりする人。書記。
かぎ‐やく【鍵役】
江戸時代、牢屋の鍵を保管し、開閉をつかさどった役。
かぎ‐やく【鎰役/鉤役】
《「かぎ」は鍋・釜を掛けるところから世帯の意》中世・近世に世帯を単位に課された税。竈役(かまどやく)。
かこ‐やく【水主役】
1 中世、領主が浦方から軍船や輸送船の水夫(かこ)として徴発した夫役(ぶやく)。 2 江戸時代、沿海の漁民・農民に課した税。多く、金銀納。
かご‐やく【駕籠役】
1 江戸時代、江戸市中の貸し駕籠業者に課した税。 2 駕籠を担ぐ役目の者。
かし‐やく【河岸役】
江戸時代、河岸の船着き場で問屋営業を許された者が納めた税。
かしら‐やく【頭役】
人の上に立つ役。長(ちょう)。
かたき‐やく【敵役】
1 芝居で、悪人にふんする役。悪役。悪形(あくがた)。 2 人から憎まれる立場にある人。憎まれ役。「—に回る」
かね‐やく【兼ね役】
二つ以上の職務を兼ねること。兼務。兼勤。