ほかい【祝ひ/寿ひ】
《後世は「ほがい」》 1 言葉でいわうこと。また、祝い言。ことほぎ。〈黒本本節用集〉 2 「乞児(ほかいびと)」の略。「—が詠(うた)ふ二首」〈万・三八八五・題詞〉
ほか・う【祝ふ/寿ふ】
[動ハ四]《動詞「ほ(祝)く」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた語から。後世「ほがう」とも》よい結果が得られるように唱え、神に祈る。また、祝福する。ことほぐ。「松のにはかに枯れけるを—・ひ...
ほき‐うた【祝歌/寿歌】
《後世は「ほぎうた」》祝ってうたう歌。「此は—の片歌なり」〈記・下〉
ほ・く【祝く/寿く】
[動カ四]《後世は「ほぐ」》 1 よい結果が得られるよう祝いの言葉を唱えて神に祈る。ことほぐ。「あしひきの山の木末(こぬれ)の寄生(ほよ)取りて挿頭(かざ)しつらくは千年—・くとぞ」〈万・四一三...
ほくざんしょう【北山抄】
平安中期の有職書。10巻。藤原公任著。長和・寛仁年間(1012〜1021)に成立。朝儀や政務の作法を記し、後世の有職故実の基準となった。
ほくせいしょ【北斉書】
中国の二十四史の一。唐の太宗の勅により魏徴の総轄のもとに李百薬の撰。636年完成。北斉の歴史を記したもので、本紀8巻、列伝42巻の全50巻。現存本は後世補足されたもの。
ぼ‐くん【謨訓】
国家の大計と後世の政治の手本となる教え。
まい‐きょう【埋経】
後世に伝えるため、経文などを経筒に入れ、地中に埋めること。また、その経。
また‐の‐よ【又の世】
来世。後世(ごせ)。またの生(しょう)。「後の世のため—のため」〈仏足石歌〉
まっ‐せ【末世】
1 仏教で、末法の世。釈迦(しゃか)入滅後の仏法の衰えた世。 2 のちの世。後世。 3 道義のすたれた世の中。まっせい。「人心の荒廃した—」