まつ‐だい【末代】
1 死んでからのちの世。後世。「—までの恥」 2 道義の衰えた末の世。末世。「かやうの事、—ざまには何となき事にてあるにこそ」〈愚管抄・二〉
まつ‐ねん【末年】
1 人生またはある時代の終わりのころ。また、最後の年。ばつねん。「昭和の—」 2 すえの世。後世。ばつねん。
みず‐かね【水銀】
《後世は「みずがね」とも》「すいぎん(水銀)」に同じ。「節ごとに—の露すゑさせて」〈宇津保・国譲上〉
み‐そ【御衣】
《後世「みぞ」とも》貴人を敬って、その衣服をいう語。おんぞ。「いと寒きに—一つ貸し給へ」〈大和・一六八〉
みつ‐もの【三つ物】
1 武具で、鎧(よろい)の胴・袖・兜(かぶと)の称。 2 騎射で、流鏑馬(やぶさめ)・笠懸(かさがけ)・犬追物(いぬおうもの)の称。後世、流鏑馬の代わりに歩射(ぶしゃ)を加えた。 3 連歌・俳諧...
み‐よ【三世】
前世(ぜんせ)・現世(げんぜ)・後世(ごせ)。さんぜ。「折りつればたぶさにけがる立てながら—の仏に花たてまつる」〈後撰・春下〉
み‐らい【未来】
1 現在のあとに来る時。これから来る時。将来。「—に向けて羽ばたく」「—都市」 2 仏語。三世(さんぜ)の一。死後の世。来世。後世(ごせ)。未来世。 3 主として西欧語の文法で、時制の一。過去・...
みらい‐せ【未来世】
仏語。三世の一。死後に生まれ変わった世界。来世。後世(ごせ)。未来。
むす‐ひ【産霊】
《「むす」は生じる、「ひ」は神霊の意。後世「むすび」とも》天地・万物を生み出す神霊。「皇産霊、此をば、み—と云ふ」〈神代紀・上〉
もち‐きた・す【持(ち)来す】
[動サ五(四)]持ってくるようにする。もたらす。「今日の王政復古を—・した原動力は」〈内村・後世への最大遺物〉