うしろ‐だて【後ろ盾/後ろ楯】
1 《2が原義》陰にあって力を貸し、助けること。また、その人。後ろ見。「有力な—をもつ」 2 背後を守る盾。後ろを防ぐもの。〈運歩色葉〉
うしろ‐つき【後ろ付き】
後ろから見た姿形。後ろ姿。「スッと起った所を見ると、スラリとした—だ」〈二葉亭・平凡〉
うしろ‐づめ【後ろ詰め】
1 先陣に続く後続の軍勢。予備として後方に配置する陣立て。ごづめ。「千葉屋の寄せ手かしこを捨てて、ここの—を仕(し)つと覚ゆるぞ」〈太平記・九〉 2 敵軍の背後から攻めること。うしろぜめ。ごぜめ...
うしろ‐で【後ろ手】
1 両手を背に回すこと。「—に縛る」 2 《「で」は方向・状態などを示す》 ㋐後ろの方向。「敵の—にまわる」 ㋑後ろ姿。「簾(す)に添ひたる—も、をかし」〈枕・二〇〇〉
うしろ‐とび【後ろ飛び】
後方へ飛ぶこと。
後(うし)ろの目(め)壁(かべ)に耳(みみ)
自分が気づかない間に他人は見たり聞いたりしていて、隠し事や悪事は世間に知れやすいことのたとえ。
うしろ‐のり【後ろ乗り】
⇒後乗り3
うしろ‐はちまき【後ろ鉢巻(き)】
頭の後ろで結んだ鉢巻き。⇔向こう鉢巻き。
うしろ‐はば【後ろ幅】
和服で、背縫いから脇(わき)縫いまでの幅。また、その寸法。
うしろばり‐の‐おおくち【後張の大口】
大口袴(おおくちばかま)の一。前面を精好(せいごう)織り、後面をさらに横糸を太くした大(おお)精好で仕立てて、後ろ腰を張らせて着用する。風流(ふりゅう)のときは直垂(ひたたれ)の袴を省略すること...