こうほう‐さんらん【後方散乱】
粒子線や放射線が入射方向に対して90度以上の角度で散乱されること。散乱角は照射対象となる散乱体の内部構造を反映するため、化学分析などに用いられる。
こうほうさんらん‐エックスせんけんさそうち【後方散乱X線検査装置】
人や物に微弱なX線を照射して得られる後方散乱を測定することで、対象物を画像化する装置。空港などの保安検査で使用される。→ボディースキャナー
こうほうさんらん‐ほう【後方散乱法】
後方散乱を利用した化学分析。低エネルギーのイオン粒子線を対象物に照射し、対象物を構成する原子の組成を分析すること。
こうほう‐らんきりゅう【後方乱気流】
飛行機の後方に生じる乱気流。翼端から渦を巻くように発生し、揚力が大きいほど強くなる。ウエークタービュランス。
こう‐ぼう【後房】
1 家の奥にあるへや。特に、婦人のへや。 2 眼球で、虹彩と水晶体および毛様体に囲まれた部分。毛様体から分泌される房水で満たされている。後眼房。→眼房
こう‐めん【後面】
うしろの面。うしろがわ。後方。
こう‐もん【後門】
うしろの門。裏門。「前門の虎(とら)、—の狼(おおかみ)」
こうや‐さい【後夜祭】
学園祭などで、最終日の夜に行われる、しめくくりの行事。⇔前夜祭。
こう‐ゆう【後憂】
のちの心配。後日のうれい。
こう‐よう【後葉】
1 後代。後世。また、子孫。「平氏の—」 2 脳下垂体の後部。