お‐めえ【御前】
[代]《「おまえ」の音変化》二人称の人代名詞。「おまえ」のぞんざいな言い方。
おめえっ‐ち【御前っち】
[代]《「おまえたち」の音変化》二人称の人代名詞。対等以下の相手に呼びかける語。
おん‐まえ【御前】
1 「前」の敬称。神仏や貴人などの前。 2 女性が手紙の脇付(わきづけ)に用いる語。御前に。
おんまえ‐どおり【御前通り】
京都市街地西部を南北に走る道路の呼び名。北野天満宮前をまっすぐ南下し、九条通りの南まで伸びる。全長約7.2キロ。平安京の西大宮大路にあたる。
ご‐ぜ【御前】
《「ごぜん」の音変化》 [名]貴人。または、貴人の座前。「えびすの—の腰掛けの石」〈虎明狂・石神〉 [代]二人称の人代名詞。婦人に対して用いる尊敬語。「や、—、—、と言ひけれども音もせず」〈...
ご‐ぜん【御前】
[名] 1 貴人・主君などの座の前、または、面前。おまえ。おんまえ。みまえ。「陛下の—で演奏する」 2 神仏や神社仏閣を敬っていう語。また、神主・住職を敬っていう語。「わしが死んでも—さんに相...
ごぜん‐かいぎ【御前会議】
1 明治憲法下で、国家の重大事に関して、天皇の出席のもとに、重臣・大臣などが行う最高会議。 2 (比喩的に)組織の上層部が出席する会議。
ごぜん‐がかり【御前掛(か)り】
能・狂言などを神前や貴人の前で演じる際の特別な作法や演じ方。
ごぜんぎけいき【御前義経記】
浮世草子。西沢一風作。元禄13年(1700)刊。8巻8冊。義経伝説を下敷きに、主人公が諸国の遊里を遍歴しながら色道の研鑽(けんさん)を積んでいくさまを描く。
ごぜん‐さま【御前様】
1 貴人の敬称。大名・高家や高位の人を敬っていう。代名詞としても用いられる。「—のお出まし」「—、万事は下拙めにお任せ下さりませう」〈伎・名歌徳〉 2 貴人の妻の敬称。特に、大名・旗本などの妻を...