なえ‐いみ【苗忌(み)】
種まき後、稲の苗を取ることを忌む期間。関東では42日間とする。42日目・49日目など特定の1日だけとする所も多い。
なのはな‐き【菜の花忌】
司馬遼太郎の忌日。2月12日。菜の花を好んだこと、また作品「菜の花の沖」があることによる。
にひゃっかいき【二百回忌】
笙野頼子の短編小説。祖先が蘇り、生者と混じって祝宴を開くという二百回忌の様子を、マジックリアリズムと純文学の文体で表現する。平成6年(1994)刊行。同年、第7回三島由紀夫賞受賞。
ねん‐き【年忌】
死後、毎年巡りくる祥月命日(しょうつきめいにち)。また、その日に行う法要。その数をかぞえるのにも用いる。回忌。年回。「—を営む」「亡父の七—」
はいごう‐きんき【配合禁忌】
2種以上の医薬品を配合するとき、物理的、化学的変化で、薬理上の効力が変わったり減少したりする状態を避けること。
はくおう‐き【白桜忌】
与謝野晶子の忌日。5月29日。大阪府堺市の覚応寺で法要が行われる。
ばしょう‐き【芭蕉忌】
松尾芭蕉の忌日。陰暦10月12日。時雨忌(しぐれき)。翁忌(おきなき)。桃青忌(とうせいき)。《季 冬》「—や遥かな顔が吾を目守る/草田男」
ばらき【薔薇忌】
皆川博子の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品集は平成2年(1990)刊行。同年の第3回柴田錬三郎賞を受賞。
ひ‐き【避忌】
[名](スル)その物事を好ましくないとしてさけきらうこと。忌避。
ひとまる‐き【人丸忌】
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)の忌日。陰暦3月18日。《季 春》