ファジー‐りろん【ファジー理論】
《fuzzy theory》真(1)か偽(0)かという二値論理に対して、人間の言語や推論に含まれるあいまい性を一種の確率変数として、1〜0間の数で表す数学理論。コンピューターや機械制御に応用され...
ファージ‐ディスプレー【phage display】
ファージ(バクテリオファージ)というウイルスを用い、標的分子と結合する物質を検出・選別する手法。まず、ファージに遺伝子を組み込んで、ファージ表面にさまざまなペプチド(たんぱく質の欠片)を作らせ、...
フィラグリン【Filaggrin】
皮膚の表面で作られるたんぱく質の一種。保湿など皮膚を守る役割を果たす。 [補説]アトピー性皮膚炎の治療への応用が期待されている。
フォトニクス【photonics】
光の性質を応用する装置・技術についての工学の一分野。光通信や光デバイスなどで実用化されている。オプトエレクトロニクスをさす場合もある。光工学。光子工学。
フォトニック‐けっしょう【フォトニック結晶】
異なる屈折率をもつ部分が周期的に配された構造体。2種類以上の材料、または1種類の材料と空隙によって数百ナノメートル程度の周期構造をもたせたものをさす。低損失のまま光の道筋を急激に変えたり、わずか...
ふとう‐たんぱくしつ【不凍蛋白質】
生体内において、氷の結晶成長を抑え、凍結を防ぐはたらきをもつたんぱく質の総称。1960年代に、南極に生息するノトセニア科の魚の血液から初めて単離され、その後、昆虫や身近な野菜・きのこなどから発見...
フリーデルクラフツ‐はんのう【フリーデル・クラフツ反応】
ベンゼンなどの芳香族炭化水素を、アルキル化またはアシル化する反応。1877年にフランスのC=フリーデルと米国のJ=クラフツが発見。当初、無水塩化アルミニウムの触媒の下、ベンゼンからアルキルベンゼ...
フレロビウム【flerovium】
超アクチノイド元素、超ウラン元素の一。1998年ロシアの研究チームがプルトニウムとカルシウムの原子を衝突させて生成した。ウンウンクアジウム(ununquadium、元素記号Uuq)の暫定名で呼ば...
フーリエ‐かいせき【フーリエ解析】
フーリエ級数やフーリエ変換などを用いて、関数の性質を調べたり、種々の信号に含まれる周波数成分を解析したりする数学的手法、および研究分野。応用数学・物理学・電気工学・音響学など、幅広い分野で用いられる。
ぶつり‐がく【物理学】
物質の構造・性質を明らかにし、それによる自然現象の普遍的な法則を研究する自然科学の一部門。運動・熱・光・電磁気・音などの諸現象をはじめ、素粒子・核・宇宙線・量子エレクトロニクスなど対象は広く、精...