もの‐も・う【物思ふ】
[動ハ四]物を思う。物思いにふける。「—・ふと人には見えじ下紐(したびも)の下ゆ恋ふるに月そ経にける」〈万・三七〇八〉
もら・す【漏らす/洩らす】
[動サ五(四)] 1 液体などを漏れるようにする。こぼす。「水も—・さぬ備え」 2 秘密や隠していることを知らせる。「秘密を—・す」 3 心中の思いを口に出していう。また、感情を思わず表情や声に...
もりおうがいのけいぞく【森鴎外の系族】
小金井喜美子による著作。昭和18年(1943)刊行。兄である鴎外ほか森家の人々の思い出を生き生きと描いた回想録。
モンキー‐テスト【monkey test】
コンピューターのシステム開発において、テスト担当者のその場の思いつきで、さまざまな操作をしてみるテスト。アドホックテストとほぼ同義だが、よりでたらめで制限のない入力や操作に対する挙動から、想定外...
薬籠(やくろう)中(ちゅう)の物(もの)
《薬箱の中の薬品の意から》必要に応じて自分の思いどおりに利用できるものや人のたとえ。自家薬籠中の物。「部下を—とする」
やけ【自棄】
[名・形動]《「焼け」と同語源》物事が自分の思いどおりに運ばなくて、どうにでもなれという気持ちになり、思慮のない乱暴な振る舞いをすること。また、そのさま。やけくそ。自暴自棄。「—を起こす」「—な...
やけ‐とま・る【焼け止まる】
[動ラ四]《「やけどまる」とも》きっぱりと思いきる。「色道の中有に迷ひ、火宅の内の—・る事を知らず」〈浮・一代男・八〉
やさし・い【優しい】
[形][文]やさ・し[シク]《動詞「痩(や)す」の形容詞化で、5が原義》 1 姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。「—・い顔かたち」「声が—・い」 2 他人に対して思いやりがあり、情がこま...
痩(や)せる思(おも)い
身がやせ細るほどのつらい思い。「—で合格発表の日を待つ」
やっ‐た
[連語]《動詞「やる」+過去の助動詞「た」。してやったりの意》思い通りになったり、うまくやりおおせたりしたときに発する語。「—、逆転ホームランだ」