おおそれ‐ながら【恐れ乍ら】
[副]「おそれながら」を重々しく言った語。おそれ多いことですが。「—団三郎殿とこれにて刺し違へ申し候ふべし」〈謡・夜討曽我〉
おそらかん‐ざん【恐羅漢山】
広島県山県(やまがた)郡安芸太田(あきおおた)町と島根県益田(ますだ)市の境にある山。標高1346メートル。冠山(かんむりやま)山地の一峰で広島県の最高峰。県内有数の豪雪地帯で、中腹北東斜面にス...
おそらく【恐らく】
[副]《「恐らくは」の略》 1 確度の高い推量を表す語。きっと。「明日は—雨だろう」 2 はばかりながら。「身共は一人ぢゃと思うて、あなどっておぢゃるが、—、いづれも大勢なれども、負くる太郎では...
おそらく‐は【恐らくは】
《動詞「おそる」のク語法「おそるらく」に係助詞「は」の付いた「おそるらくは」の音変化》 [副] 1 「恐らく1」に同じ。「—もう会えないだろう」 2 「恐らく2」に同じ。「—貞敏に授け残しし曲...
おそり【恐り】
《動詞「恐る」(上二段)の連用形から》心配。危険。おそれ。「このわたり、海賊の—ありといへば」〈土佐〉
おそ・る【恐る/怖る/畏る/懼る】
[動ラ上二]「恐れる」に同じ。「善根には微少なる広説せば、ないし後世の苦果を見ず—・りじ」〈東大寺本地蔵十輪経元慶七年点〉 [動ラ四]「恐れる」に同じ。「若(も)し疾疫の鬼魅(きみ)身に著く...
おそる‐おそる【恐る恐る】
[副]恐れからひどく緊張して事を行うさま。「—丸木橋を渡る」
おそる‐べき【恐るべき】
[連語] 1 恐れなければならない。恐れるのが当然の。「—自然破壊」 2 程度がはなはだしいさま。非常な。「—速さ」
おそるべきこどもたち【恐るべき子供たち】
《原題、(フランス)Les enfants terribles》コクトーの小説。1929年刊。姉弟の近親相姦的な愛と思春期の少年少女の残酷な行動のもたらす悲劇を幻想的に描く。1950年、ジャン=...
おそれ【恐れ/畏れ/虞】
1 (恐れ)こわがる気持ち。恐怖。不安。「将来への漠たる—」 2 (畏れ)敬い、かしこまる気持ち。畏怖(いふ)・畏敬(いけい)の念。「神の偉大さに—をいだく」 3 (虞)よくないことが起こるかも...