こうあつさんそ‐りょうほう【高圧酸素療法】
高圧酸素タンクの中に患者を入れ、血液中に溶け込む酸素の量を増やす治療方法。一酸化炭素中毒・潜函病(せんかんびょう)・火傷(やけど)・心筋梗塞(しんきんこうそく)・脳卒中などの治療に用いる。
こうがいけんこうひがい‐ほしょうほう【公害健康被害補償法】
《「公害健康被害の補償等に関する法律」の略称》大気汚染または水質汚濁として指定された地域に一定期間在住または通勤して気管支喘息などにかかり、公害病患者と認定された人に医療費を支給し、失われた利益...
こうたい‐いやく【抗体医薬】
抗体(免疫グロブリン)が病原体や異物などの抗原を認識するしくみを利用した薬剤。抗癌剤(こうがんざい)のように正常な細胞まで破壊することがなく、副作用が少ないとされる。抗体医薬品。抗体製剤。抗体薬...
こうどいりょうひょうか‐せいど【高度医療評価制度】
薬機法の承認等を得ていない医薬品・医療機器を使用する先進的な医療技術を、一定の要件のもとで、保険診療と併用できるようにした制度。平成20年(2008)導入。承認申請に必要な科学的データ収集の迅速...
こうど‐せんしんいりょう【高度先進医療】
保険診療の適用されない先進医療を用いた療養のこと。昭和59年(1984)に導入された特定療養費制度によって、患者は先進医療費を全額負担し、それに併用して必要な通常の診察・検査・投薬・入院費などは...
こう‐ふん【興奮/昂奮/亢奮】
[名](スル) 1 感情が高ぶること。「—を静める」「—して口数が多くなる」「—状態」 2 生体またはその器官・組織が、内外の刺激に反応して、休止状態から急速に活動状態になること。特に、神経細胞...
こくさい‐たいがんれんごう【国際対がん連合/国際対癌連合】
癌(がん)の研究・診断・治療・予防に関する知識の向上を目的として設立された民間組織。1993年結成。本部はジュネーブ。105か国から医療・教育・研究機関やNPOなど335組織が参加。癌の予防・患...
こくすい‐ねつ【黒水熱】
マラリア患者に起こる急性の赤血球崩壊症。高熱・頭痛・嘔吐(おうと)・下痢・黄疸を起こし、黒褐色の尿が出る。
こじまのはる【小島の春】
医師、小川正子の手記。ハンセン病患者の施設収容の情景を医師の視点から描く。昭和13年(1938)刊行。昭和15年(1940)、豊田四郎監督により映画化。出演、夏川静江、菅井一郎、杉村春子ほか。第...
コッホ‐の‐げんそく【コッホの原則】
ドイツの細菌学者ロベルト=コッホが提唱した、感染症の病原体を特定するための三原則。(1)第一原則。ある病気のすべての症例に対し、同じ微生物が見出されること。(2)第二原則。感染者の体外で、その微...