おぼほ・る【惚ほる】
[動ラ下二]《「溺(おぼ)ほる」と同語源》放心する。ぼんやりする。「むげに世を思ひ知らぬやうに—・れ給ふなむ、いとつらき」〈源・帚木〉
こつ【惚】
[人名用漢字] [音]コツ(漢) [訓]ほれる 心がぼうっとする。ぼんやりする。「恍惚(こうこつ)」 [難読]自惚(うぬぼ)れ・惚気(のろけ)
とぼけ【恍け/惚け】
とぼけること。また、とぼけた人。→御恍(おとぼ)け
とぼ・ける【恍ける/惚ける】
[動カ下一][文]とぼ・く[カ下二] 1 聞かれたことに対して、わざと知らないふりをする。しらばくれる。「肝心の点になると—・ける」 2 どことなく間のぬけたこっけいな表情やしぐさをする。「—・...
のろ‐け【惚気】
のろけること。また、その話。「お—にあてられる」
のろけ‐ばなし【惚気話】
のろけてする話。のろけ。「—を聞かされる」
のろ・ける【惚気る】
[動カ下一] 1 自分の配偶者や恋人などとの仲を人前で得意になって話す。「手放しで—・ける」 2 色情におぼれる。女性にひかれて甘くなる。「豊後の師匠にひどく—・けて、おれに取り持ってくれろと」...
ほう・く【惚く】
[動カ下二]「ほうける」の文語形。
ほうけ‐もの【惚け者】
ほうけている者。ぼんやり者。うすのろ。
ほう・ける【惚ける/耄ける/呆ける】
[動カ下一][文]ほう・く[カ下二] 1 知覚のにぶった状態になる。ぼんやりする。ぼける。「起きぬけの—・けた顔」「病み—・ける」 2 (ふつう「蓬ける」と書く)草や髪の毛などが、ほつれ乱れる。...