かいげん‐れい【戒厳令】
「戒厳2」を宣告する命令。明治憲法下では天皇がこれを宣告した。「—をしく」
かいげんれいのよる【戒厳令の夜】
五木寛之の小説。雑誌「小説新潮」に連載ののち、昭和51年(1976)に刊行。ナチスドイツに迫害されたスペイン人画家の絵画の発見をきっかけに、チリのクーデターに巻き込まれていく主人公の姿を描く。
かい‐こう【戒功】
仏語。戒めを守ることによって生じる功徳(くどく)。「吾十善の—によって、万乗の宝位を保つ」〈平家・一〉
かい‐こう【戒香】
持戒の人の徳が四方に影響することを、芳香の遠くまで香ることにたとえていう語。「忍辱(にんにく)の衣を著(き)つれば、—匂ひにしみ薫(かほ)りて」〈栄花・玉の台〉
かい‐こく【戒告/誡告】
[名](スル) 1 過失・失態・非行などを強く戒めること。「厳重に—する」 2 (戒告)公務員などの職務上の義務違反に対する懲戒処分の一。本人に将来を戒める旨の申し渡しをする。もと「譴責(けんせ...
かい‐ご【戒護】
1 いましめ、まもること。 2 刑務所や拘置所内の保安を維持し、また、受刑者や被疑者・被告人の逃亡や反則行為を防止すること。
かい‐し【戒師】
出家を望む者などに、戒を授ける法師。また、授戒にたずさわる三師七証の僧。大乗戒和上(かいわじょう)。戒の師。
かい‐しゃく【戒尺】
授戒の時に儀式の順序を指示するため、また、読経の拍子をそろえるために打ち鳴らす道具。拍子木の類。
かい‐しょく【戒飭】
「かいちょく(戒飭)」の誤読。
かい‐しん【戒心】
[名](スル)油断しないこと。よく用心すること。「—を怠らない」