ねずみ‐きど【鼠木戸】
1 木戸や門扉に設ける小さなくぐり戸。ねずみど。 2 江戸時代、芝居・見世物小屋などの木戸に設けた、無料入場を防ぐための狭い戸。ねずみど。 3 民家の台所などに設ける、細い桟を打った格子戸。
ねずみ‐ど【鼠戸】
1 「鼠木戸(ねずみきど)1」に同じ。 2 「鼠木戸2」に同じ。「—の口も塞(ふさが)りて、入るべき方もなし」〈太平記・二七〉
はい‐こ【廃戸】
「廃家(はいか)」に同じ。
はおり‐ごろ【羽織ごろ】
《羽織を着たごろつきの意。「羽織破落戸」とも書く》りっぱな身なりをしながら、ごろつきのような所業をする者。「実業家というと聞えが好いが近頃の奴は—の方に近い」〈魯庵・社会百面相〉
はぎ‐の‐と【萩の戸】
《障子に萩が描いてあったところから、または前庭に萩の植え込みがあったところからという》清涼殿の一室の名。夜の御殿(おとど)の北で、弘徽殿(こきでん)の上御局(うえのみつぼね)と藤壺(ふじつぼ)の...
はちのへ【八戸】
青森県南東部、太平洋に面する市。漁業・重化学工業が盛ん。もと南部氏の城下町。鎌倉時代に、当時の糠部(ぬかのぶ)郡を一戸(いちのへ)から九戸(くのへ)までに分けて統括したことからの名。人口23.7...
はと【波戸/波止】
陸から海へ細長く突き出して構築した堤。波よけや、船舶の積み荷の上げ下ろしなどに用いる。
はやとも‐の‐せと【早鞆瀬戸】
関門海峡の最狭部の水道。下関市壇之浦と北九州市門司区との間で、潮流が激しい。海底トンネルが通り、関門橋が架かる。壇ノ浦合戦の古戦場。
はらえ‐ど【祓戸】
祓を行う場所。
はりお‐せと【針尾瀬戸】
長崎県大村湾の北西の入口、西海市と、佐世保市針尾島との間にある瀬戸。潮流が激しい。昭和30年(1955)完成の西海橋が架かる。伊ノ浦瀬戸。