ぬし‐さま【主様】
[代]二人称の人代名詞。江戸時代、女性が男性を敬って呼ぶ語。「帯は裂けても—とわしが間はよも裂けじと」〈浄・曽根崎〉
ぬしま【沼島】
淡路島の南方にある島。面積2.73平方キロメートルで、瀬戸内海国立公園の一部。日本神話にみえる磤馭慮(おのころ)島とされ、東岸に矛先の形をした高さ30メートルの巨岩、上立神岩(かみたてがみいわ)...
ぬた‐がわ【沼田川】
広島県中央南部を流れる川。東広島市北西の鷹ノ巣山(標高922メートル)の南方に源を発し、三原市で瀬戸内海に注ぐ。長さ48キロ。中流部は吉備(きび)高原を浸食して峡谷をつくり、下流部は沖積平野が発...
ぬのびき‐の‐たき【布引の滝】
神戸市中央区、六甲山麓の生田(いくた)川にかかる滝。雄滝・夫婦(めおと)滝・鼓ヶ滝・雌滝がある。[歌枕]「水上の空に見ゆるは白雲のたつにまがへる—」〈新古今・雑中〉
ぬまた【沼田】
群馬県北東部の市。江戸時代は真田(さなだ)・本多・土岐(とき)氏などの城下町。木材の集散や木工業が盛ん。奥日光・尾瀬の玄関口。平成17年(2005)に白沢村・利根村を編入。人口5.1万(2010)。
ぬめり‐うた【滑り唄】
1 江戸時代、明暦・万治(1655〜1661)のころ、遊里を中心に流行した俗謡。滑り節。滑り小唄。 2 歌舞伎下座音楽の一。主に傾城(けいせい)や御殿女中の登場などの際に、三味線・太鼓・摺鉦(す...
ぬり‐ごめ【塗り籠め】
1 寝殿造りで、母屋(おもや)の一部を仕切って周囲を厚く壁で塗り、明かり取りと妻戸を設けた部屋。寝所または納戸として用いた。 2 「塗り籠め籐(どう)」の略。
ヌル【NULL】
日本のSF同人誌。筒井康隆が父や兄弟を同人として昭和35年(1960)に創刊。創刊号を目にした江戸川乱歩が、雑誌「宝石」で紹介したことから注目を集める。のちに小松左京、眉村卓などの作家や、当時高...
ぬれ‐えん【濡れ縁】
雨戸の敷居の外側に設けられた雨ざらしの縁側。
ぬれたこころ【濡れた心】
多岐川恭の中編小説。昭和33年(1958)に第4回江戸川乱歩賞を受賞し、同年刊行されたミステリー小説。