よ‐たか【夜鷹/蚊母鳥/怪鴟】
1 ヨタカ目ヨタカ科の鳥。全長約29センチ。全体に茶褐色の細かい模様があり、くちばしは小さいが、口は開くと大きく、周りに長い剛毛をもつ。夜、飛びながら昆虫を捕食し、キョキョキョと早口で鳴き、枝に...
よちしりゃく【輿地誌略】
江戸後期の地誌。7巻。青地林宗訳。文政9年(1826)成立。ドイツ人ヒュブナーの書のオランダ語訳「一般地理学」を翻訳した「輿地誌」の抄本。世界各国の地誌を記したもの。 明治時代の地理書。内田...
よっ‐ぽど【余っ程】
《「よきほど」の音変化。「余」は、江戸時代以降の当て字》 [形動][文][ナリ] 1 かなりな程度であるさま。「—な金額でないとあの家は買えない」 2 ちょうどよいさま。「城ノ普請ヲ—ニシナイ...
よつだけ‐ぶし【四つ竹節】
江戸前期、承応(1652〜1655)のころに長崎の一平次が始めたという小唄。四つ竹に合わせて歌うもの。
よつで‐かご【四つ手駕籠】
4本の竹を四隅の柱とし、割り竹で簡単に編んで垂れをつけた駕籠。江戸時代、庶民用の簡素なもの。
よつめ‐や【四つ目屋】
江戸両国にあった薬屋。四つ目結(ゆい)を紋所とし、淫薬・淫具を専門に扱った。薬では長命丸が有名。
よつ‐もん【四つ門】
江戸時代、遊郭で夜の四つ時(今の午後10時ころ)に太鼓を打ち回って、それを合図に大門(おおもん)を閉じたこと。
よつや【四谷】
東京都新宿区東部の地名。甲州街道に沿う。江戸城の四谷見付や四谷大木戸(おおきど)があった。また、東にあるJR線四ツ谷駅一帯の通称。 東京都新宿区の南東部を占めていた旧区名。
よ‐とう【夜盗】
1 夜間に盗みを働くこと。また、その者。やとう。 2 「夜盗虫(よとうむし)」の略。《季 夏》「戸外に寝る猫をにくみて—捕り/かな女」
よ‐とで【夜戸出】
夜、戸外に出ること。夜間の外出。⇔朝戸出。「我妹子(わぎもこ)が—の姿見てしより心空なり地(つち)は踏めども」〈万・二九五〇〉