わたり‐こしょう【渡り小姓】
江戸時代、大名・旗本などに渡り奉公をした美少年。
わたり‐ざむらい【渡り侍】
江戸時代、渡り奉公をした侍。
わだくら‐もん【和田倉門】
江戸城内郭門の一。馬場先門の北、大手門の南にあった。
わだ‐の‐とまり【輪田の泊】
摂津国和田岬の内側の港。現在の神戸港にあたる。中世まで大輪田の泊として五泊(ごとまり)の一。中世以降は兵庫津とよばれた。
わだ‐みさき【和田岬】
神戸市兵庫区、大阪湾に突出する岬。神戸港の西にあり、造船などの工業地。江戸幕府が設けた砲台が残る。わだのみさき。
わちき【私】
[代]一人称の人代名詞。江戸の遊女が用いた語。町家の娘が用いることもある。「—の口から失礼ざますけれど」〈魯文・安愚楽鍋〉
わちゅう‐さん【和中散】
江戸時代の家庭用漢方薬。枇杷葉(びわよう)・桂枝(けいし)・辰砂(しんしゃ)・木香・甘草(かんぞう)などを調合した粉薬。暑気あたり・めまい・風邪などに服用。
わ‐とうし【和唐紙】
中国の唐紙に似せて作った大判の和紙。江戸後期、中川儀右衛門の創製という。
わ‐どけい【和時計】
江戸時代、西洋伝来の機械時計を模倣して日本で製作された時計。夜明け・日暮れを基準として一昼夜を分割する不定時法を指示するように作られた。櫓(やぐら)時計・尺時計・枕時計などがある。
わにつか‐さんち【鰐塚山地】
宮崎県南部にある山地。最高峰の鰐塚山(標高1118メートル)を中心とした、日南海岸・都井(とい)岬を含む南北に長い山地。西部は1000メートル前後、東部は700メートル前後。東部のみ鵜戸(うど)...