うち‐あ・てる【打(ち)当てる】
[動タ下一][文]うちあ・つ[タ下二]打ちつける。強くぶつける。「ひじを箪笥(たんす)の角に—・てる」
うち‐あみ【打(ち)網】
投網。また、投網をすること。
うち‐あ・り【打ち有り】
[動ラ変] 1 存在する。ある。いる。「ただうち恥ぢらひて誰(たれ)も—・るを」〈狭衣・三〉 2 ありふれている。ざらにある。「同じ歌と申せども、この頃の—・る様にもあらず」〈今鏡・二〉
うち‐あわ・す【打(ち)合(わ)す】
[動サ五(四)]「打ち合わせる」に同じ。「二三度上瞼(うわまぶた)と下瞼と—・して見たが」〈漱石・坑夫〉 [動サ下二]「うちあわせる」の文語形。
うち‐あわせ【打(ち)合(わ)せ】
[名](スル) 1 前もって相談すること。下相談。「仕事の—をする」 2 衣服の、前身頃(まえみごろ)の重なったりする部分。うちあい。「コートの—が浅い」 3 雅楽で、打ち物だけの合奏。 4 地...
うち‐あわ・せる【打(ち)合(わ)せる】
[動サ下一][文]うちあは・す[サ下二] 1 物と物とをぶつけ合わせる。「グラスを—・せて乾杯する」 2 方法・準備・日取りなどについて、前もって相談する。「会の進行について—・せる」 3 楽器...
うち‐あわび【打ち鮑】
アワビの肉を細長く切り、打ち延ばして干したもの。祝儀のときの酒の肴(さかな)にした。のしあわび。
うち‐あん・ず【打ち案ず】
[動サ変]思いを巡らす。思案する。「義時、とばかり(=少シノ間)—・じて」〈増鏡・新島守〉
うち‐い・う【打ち言ふ】
[動ハ四]なにげなく言う。ふと口にする。「めでたのことや、とぞ心にもあらで—・はれける」〈かげろふ・下〉
うち‐い・ず【打ち出づ】
[動ダ下二] 1 広々とした所に出る。「田子(たご)の浦ゆ—・でて見ればま白にそ富士の高嶺に雪は降りける」〈万・三一八〉 2 さっと出る。「谷風にとくる氷のひまごとに—・づる波や春の初花」〈古今...