わか・つ【分(か)つ/別つ】
[動タ五(四)] 1 一つのものを離して二つ以上にする。別々にする。分ける。「軍勢を二手に—・つ」 2 (「頒つ」とも書く)それぞれに分けて配る。分配する。「希望者には実費で—・つ」 3 見分け...
わか‐や・ぐ【若やぐ】
[動ガ五(四)]若々しくなる。また、若く見える。「—・いだ声」「気持ちが—・ぐ」
わか・る【分(か)る/解る/判る】
[動ラ五(四)] 1 意味や区別などがはっきりする。理解する。了解する。「物のよしあしが—・る」「言わんとすることはよく—・る」「訳が—・らない」 2 事実などがはっきりする。判明する。「身元...
わががしつのうちにて【我が画室の内にて】
洋画家、藤田嗣治の油彩画「私の部屋、目覚まし時計のある静物」の別邦題。1921年のサロンドートンヌで絶賛された作品を、藤田の恩師である和田英作が日本に持ち帰り、大正11年(1922)の第4回帝展...
わが‐はい【我が輩/吾が輩】
[代]一人称の人代名詞。男性が用いる。 1 おれさま。わし。余。尊大の気持ちを含めていう。「—にまかせておけ」「今—も此国に生れて日本人の名あり」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 われわれ。われら。「...
わ‐が‐み【我が身】
[連語]自分のからだ。また、自分の身の上。自分。「あすは—」「—を省みる」 [代] 1 一人称の人代名詞。わたし。自分。「—は女なりとも」〈平家・一一〉 2 二人称の人代名詞。親しみの気持ち...
わ‐ぎみ【我君/和君/吾君】
[代]二人称の人代名詞。親しみの気持ちを込めて呼びかける語。お前様。あなた。「—は何者ぞ、名のれ聞かう」〈平家・七〉
わぎも【吾妹】
《「わがいも」の音変化》男性が妻や恋人を、また一般に、女性を親しみの気持ちを込めて呼ぶ語。わぎもこ。「山川を中に隔(へな)りて遠くとも心を近く思ほせ—」〈万・三七六四〉
わさ‐づの【わさ角】
シカの角を頭部につけた杖(つえ)。念仏僧が持ち歩いた。かせづえ。
わざくれ‐ごころ【わざくれ心】
すてばちな気持ち。「はかどらぬ算用捨てて、—になりて」〈浮・永代蔵・四〉