うとく‐じん【有徳人】
富裕な人。金持ち。分限者(ぶげんしゃ)。うとくにん。「もとより長は、海道一の—」〈浄・当流小栗判官〉
うな‐ず・く【頷く/首肯く】
[動カ五(四)]《「項(うな)突く」の意》承諾や同意などの気持ちを表すために、首を縦に振る。「係員の説明にいちいち—・きながら聞き入る」 [可能]うなずける
うぬ‐ぼれ【自惚れ/己惚れ】
うぬぼれること。また、その気持ち。おのぼれ。「—が強い」
うべ【宜/諾】
[副]《平安時代以降は「むべ」と表記されることが多い》肯定する気持ちを表す。なるほど。いかにも。むべ。「山河のさやけき見れば—知らすらし」〈万・一〇三七〉
うべうべ・し【宜宜し】
[形シク]《副詞「うべ」を重ねて形容詞化した語。「むべむべし」とも表記》 1 格式張っている。もっともらしい。「面持ち声遣(こわづか)ひ、—・しくもてなしつつ」〈源・少女〉 2 頼みがいがある。...
うま‐ぎぬ【馬衣】
1 馬の背に着せる布。多く、紺または萌黄(もえぎ)などの布に、持ち主の定紋(じょうもん)を染め抜いた。 2 時宗の僧などが着用した葛(くず)や麻の繊維で粗く織った衣。
うま・し【旨し/甘し/美し】
[形シク]満ち足りていて美しい、すばらしいと賛美する気持ちを表す。よい。すばらしい。「なんでふ心地すれば、かく物を思ひたるさまにて月を見給ふぞ、—・しき世に」〈竹取〉
[形ク]「うまい」の文...
うま‐ぬし【馬主】
馬の持ち主。ばしゅ。
うま‐もち【馬持(ち)】
1 馬の持ち主。馬主。 2 馬の賃貸しをする人。 3 武士で馬を持つことを許されていた人。のちに、武士の家格を表すようになった。 4 馬の取り扱い方。馬の世話。「—が好いゆゑに、其の月毛も一両年...
うみ‐びかえ【生み控え/産み控え】
子を持ちたいと考えている夫婦が、経済的負担や仕事への支障などさまざまな理由から、妊娠を見合わせること。