あり‐もどき【擬蟻/蟻擬】
外見がアリに似る甲虫。サツマイモに食い入るアリモドキゾウムシ、松の害虫を捕食するアリモドキカッコウムシなど。
あん‐こう【鮟鱇】
1 アンコウ目アンコウ科の海水魚の総称。キアンコウ(ホンアンコウ)とアンコウ(クツアンコウ)の2種がある。全長約1メートル。大きな口をもち、体は縦扁し、丸く、尾は小さい。骨は軟骨が多く、肉は弾力...
いいずな
イタチ科の哺乳類。食肉類では最小で、体長15〜20センチ、尾長2、3センチ。冬季は全身白色、夏季は背面が褐色となる。アジア北部・ヨーロッパ・北アメリカに分布。日本では北海道と東北地方北部に生息し...
いか【烏賊】
コウイカ目とツツイカ目の頭足類の総称。胴は円筒状の外套膜(がいとうまく)に包まれ、先に幅広のひれがある。10本の腕をもち、特に長い2本は捕食などに用い、敵にあうと墨を出して逃げる。コウイカ類は石...
いかく‐しょく【威嚇色】
動物の標識色の一。奇妙な色や斑紋(はんもん)によって、捕食者の攻撃をかわすと考えられるもの。ガの翅(はね)やチョウの幼虫の眼状紋など。
いたち【鼬/鼬鼠】
食肉目イタチ科の哺乳類。体長は雄が約30〜45センチ、雌が約20センチ。体毛は赤茶色で、体は細長く、脚が短く、尾は太く長い。主に夜行性で、ネズミ・鶏などを捕食。敵に追いつめられると悪臭を放って逃...
いぬ‐わし【犬鷲/狗鷲】
タカ科の鳥。全長約85センチ。全身茶褐色で、頭の後方は金色。ノウサギなどを捕食。日本では北海道・本州の山地にすむが、数は少ない。天然記念物。《季 冬》
いも‐がい【芋貝】
イモガイ科の巻き貝の総称。暖海の岩礁に多くみられ、貝殻は倒円錐形で厚く、サトイモに似る。殻表には種々の模様や色彩がある。毒腺のある矢状の歯で、魚やゴカイを刺して捕食する。タガヤサンミナシガイ・ア...
いりおもて‐やまねこ【西表山猫】
ネコ科の哺乳類。原始的なヤマネコで、体長50〜60センチ。耳が丸く、体色は灰褐色で、暗褐色の斑点がある。森林にすみ、鳥・トカゲなどのほか、巧みに潜水して魚などを捕食。西表島にだけ生息し、昭和40...
いわし‐くじら【鰯鯨】
ナガスクジラ科のヒゲクジラ。全長17〜20メートル。北太平洋・北大西洋と南氷洋に分布。日本近海にも多い。イワシなどの小魚を捕食。