きり‐す・てる【切(り)捨てる/斬(り)捨てる】
[動タ下一][文]きりす・つ[タ下二] 1 切り取ってその部分を捨てる。「枝を—・てる」 2 無益なもの、不要なものとして捨て去る。「弱者を—・てる」「過去を—・てる」 3 計算で、求める位未満...
ぎょう‐どう【凝当/凝濁】
杯の底に残った酒。また、その酒で、杯の口を当てた部分を洗い流すこと。また、杯の飲み残しを捨てるための容器。魚道(ぎょどう)。「—と申し侍るは、底に凝(こ)りたるを捨つるにや候ふらん」〈徒然・一五八〉
くず‐かご【屑籠】
紙くずなどを捨てるかご。屑入れ。
くみとり‐べんじょ【汲み取り便所】
大小便を便壺にためておき、くみ取って捨てる方式の便所。
けい‐ろく【鶏肋】
1 《「後漢書」楊修伝による。鶏のあばら骨には食べるほどの肉はないが、捨てるには惜しいところから》たいして役に立たないが、捨てるには惜しいもの。 2 《「晋書」劉伶伝から》身体が弱く小さいことの...
けしん‐めっち【灰身滅智】
《身を灰にし、智を滅する意》仏語。煩悩(ぼんのう)を断ち、身も心も無にして執着を捨てること。上座部仏教の理想とする境地。灰断(けだん)。灰滅(けめつ)。
けん‐すい【建水】
茶道具の一。点茶の際、茶碗をすすいだ湯水を捨てる広口の容器。水こぼし。
こうてい【皇帝】
《原題、(ドイツ)Kaiser》ベートーベン作曲のピアノ協奏曲第5番の通称。1809年作。曲の雄大さからつけられた。 謡曲。五番目物。金春(こんぱる)以外の各流。観世小次郎作。唐の玄宗皇帝が...
子(こ)を棄(す)つる藪(やぶ)はあれど身(み)を棄(す)つる藪(やぶ)はなし
困窮して子を捨てることはあっても、自分の身を捨て去ることはできない。
ごみ【塵/芥】
1 利用価値のないこまごました汚いもの。ちり。あくた。塵芥(じんかい)。「—の山」「—捨て場」 2 水底にたまった泥状のもの。「水田(みづた)の—深かりける畔(くろ)の上に」〈平家・九〉 [用法...